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旬のカルチャー情報をお届けします!

2024-04-15

アッププラス編集部がお届けする、話題のエンターテイメント情報。今月も数ある中からチョイスしてお届けします。

THEATRE

『ゴースト&レディ』

ナイチンゲールとゴーストの不思議な絆の物語時は19世紀。ロンドンのドルーリー・レーン劇場には〈灰色の服の男=グレイ〉と呼ばれる有名なシアターゴーストがいた。彼が客席に現れるとその芝居は必ず成功すると言われているが……。『うしおととら』などで知られる藤田和日郎氏の中編コミックス『黒博物館 ゴーストアンドレディ』を原作にした、劇団四季の最新オリジナルミュージカル。演出は『ノートルダムの鐘』を手がけたスコット・シュワルツ氏。19世紀のヨーロッパで近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲール(フロー)と、芝居好きなゴースト、グレイの不思議な絆の物語。

5/6〜11/11、 JR東日本四季劇場[秋](東京都港区海岸1-10-45)にて上演http://489444.com(ネット予約) 0570-008-110(劇団四季ナビダイヤル)

私がおすすめ 劇団四季個性あふれる華やかな衣裳の数々に注目!作品の舞台は19世紀のヨーロッパ。イギリスが栄華を極めたヴィクトリア朝時代の人々や、クリミア戦争で戦地におもむいた兵士たち、そしてゴーストなどの、個性あふれる衣裳が登場します。これまでにも劇団四季作品の衣裳を手がけてきた、レッラ・ディアッツ氏によるデザインをもとに製作される、華やかな衣裳の数々にも注目です。

PARCO PRODUCE 2024 『ハムレット Q1』

『ハムレット』の原型と言われる Q1版を上演デンマーク王が急死、王の弟が王妃と結婚して王の座につく。悲しみに沈むデンマーク王の息子ハムレットはある日、父の亡霊と会い、その死に隠された事実を知る。シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『ハムレット』の3種類の原本のうち“Q1版”を松岡和子の新訳、森 新太郎の演出で上演。運命に対峙する主人公ハムレットに吉田 羊が熱く挑む。

【作】ウィリアム・シェイクスピア【訳】松岡和子【演出】森 新太郎【出演】吉田 羊、飯豊まりえ 牧島 輝、大鶴佐助、広岡由里子、佐藤 誓、駒木根隆介、永島敬三、青山達三、佐川和正 鈴木崇乃 高間智子、友部柚里、西岡未央、西本竜樹/吉田栄作【東京公演】5/11〜6/2、 PARCO劇場【大阪公演】6/8、9、森ノ宮ピロティホール【愛知公演】6/15、16、東海市芸術劇場 大ホール【福岡公演】6/22、23、久留米シティプラザ ザ・グランドホールhttps://stage.parco.jp/program/hamletQ1

私がおすすめ 『ハムレット Q1』宣伝担当実力・華を兼ねそろえた役者陣を間近で観られるチャンス物語が長くて難しい印象がある『ハムレット』ですがQ1版は物語が凝縮されており、よりわかりやすい内容になっています。実力、華を兼ねそろえた役者陣を生で、目の前で観ることができる貴重な機会です。ぜひみなさんのメイクが何を表現しているのか想像を膨らませながら『ハムレット Q1』の世界を楽しんでいただけたらと思います。

ART

『TRIO パリ・東京・大阪モダンアート・コレクション』

Raoul Dufy (1877-1953). “Maison et jardin”. Huile sur toile, 1915. Paris, musee d’Art moderne. ラウル・デュフィ《家と庭》1915年、パリ市立近代美術館photo: Paris Musees/Musee d’ Art Moderne de Paris(トリオ、テーマ<空想の庭>より)

3都市の名品による夢のトリオ展が実現セーヌ川のほとりに建つパリ市立近代美術館、皇居にほど近い東京国立近代美術館、大阪市中心部に位置する大阪中之島美術館。3館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するというユニークな展覧会。総勢110名の作家による、絵画、彫刻、版画、素描、写真、デザイン、映像など約150点の作品で34のトリオを組んで紹介。

【東京会場】5/21〜8/25、東京国立近代美術館にて開催https://art.nikkei.com/trio/大阪中之島美術館では、2024年9/14〜12/8に開催

私がおすすめ 編集部比べて話したくなる、意外だけど納得のトリオそれぞれの絵の要素を分解して、共通点を導き出し並べて展示するという画期的な展示法。「川の流れる都市風景」「空想の庭」「現実と非現実のあわい」「モデルたちのパワー」「色彩とリズム」「日常生活とアート」など、共通点も興味深いものばかり。見比べてみて、誰かと話をしたくなること必至!

『フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線』

トゥールーズ=ロートレック《イヴェット・ギルベール》1893年水彩/紙 The Firos Collection

江戸吉原の約250年の文化・芸術を学術的に検証最大級の個人コレクションが来日 19世紀後半のパリで活躍した画家で、日本でも人気が高い、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックのグラフィック作品の個人コレクションとしてはおそらく最大級のアメリカ「フィロス・コレクション」より、約240点を紹介する展覧会。「フィロス・コレクション」最大の特徴である素描作品を核に、版画、ポスター、挿図や装丁を手がけた雑誌や書籍、さらにロートレックの手紙、知人が撮影したロートレックの写真など、作家そのものに肉薄した作品と資料を紹介。

6/22〜9/23、東京・SOMPO美術館にて開催https://www.sompo-museum.org/

『伊藤潤二展 誘惑』

《富江の世界》2023年(C)ジェイアイ/朝日新聞出版

日常と非日常、ホラーとユーモアを同時体感美しくもグロテスクな独創性あふれる作品が国内外の読者の心を捉え、熱狂の渦に巻き込む漫画家・伊藤潤二の初の大規模な個展。デビュー作品の『富江』をはじめ、『うずまき』『死びとの恋わずらい』『双一』などのシリーズ漫画のほか、『首吊り気球』『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』『溶解教室』などの自筆原画に加え、本展描き下ろしの新作も公開。また、フィギュア原型師・藤本圭紀氏による『富江』の新作フィギュアにも注目として、自筆原画やイラスト、絵画作品を展示。人間の本能的な恐怖心や忌避感を巧みに作品に映し出しながらも、日常と非日常、ホラーとユーモアを自在に行き来する伊藤の作品世界にひたれるひとときを楽しめる。

4/27〜9/1、東京・世田谷文学館にて開催https://jhorrorpj.exhibit.jp/jiee/

取材・文/山西裕美(ヒストリアル)

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提供元:up PLUS

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