2018-05-29
ニューカレドニアに行ったなら、本島の周りに点在する離島にも行ってみましょう。中でも、ウベア島は映画版「天国にいちばん近い島」のロケ地として一躍有名になった島です。全長約35キロメートル、三日月型の島は世界最大規模のサンゴ礁に囲まれており、その内側はミルキーブルーの海!外海との青のグラデーションも必見です。周囲のラグーンが世界自然遺産にも登録されているウベア島で、青の世界に耽溺しませんか?
グランドテール本島から国内線で約35分。ロワイヨテ諸島にあるウベア島は、総面積132平方キロメートルほどの、のどかな小島です。メインロードが1本、南北を貫いており、道の両側には鬱蒼と茂るヤシの木立ちが続きます。その木々の隙間から覗くのは、ホワイトサンドの砂浜と、ミルキーブルーの海!ウベア島の一番の見どころは何と言ってもビーチです。ウベアでは、島の半分以上の約25キロメートルがビーチなのです。
とはいえ、リゾート的な雰囲気はなく、あくまで海は島の人たちの生活の場。そんな飾らない日常感も、ここでは素敵な風景になっています。
どこを取ってもフォトジェニックなウベア島ですが、最も素晴らしい場所は、ムリ橋のあたり。ウベアは、ウベア島とムリ島という2つの島からなり、ムリ橋はこの2島をつなぐ橋です。
橋の両側から迫るミルキーブルーの海は透明度も高く、沖の方で紺碧の海に繋がっています。様々な「青」が入り混じる光景は圧巻です。カメラでだけでなく、しっかりと心に焼き付けておきたいものです。
ムリ橋の南側は、島民たちの聖なる場所であり、観光客は入ることはできません。太平洋の荒波が打ち付ける東海岸には、サンゴ礁の隆起によってできた「レキンの絶壁」が、訪れる人を押し返すかのように立ちはだかっています。ここはかつては墓地として使われていたこともあり、絶壁の上の方には骸骨もあると言われます。岩の間から覗く木々が、墓標のようにも感じられるミステリアスな場所です。
青の絶景に圧倒されて海以外に目がいきませんが、ムリ島の南洋杉の木立の奥には、こんな可愛い教会が佇んでいます。
ムリ教会を背にしたところのビーチは、「トモヨビーチ」と言って、映画「天国にいちばん近い島」のヒロイン原田知世さんにちなんでつけられたと言います。ここで撮影されたのは、原田知世さんがエイに刺されるシーン。ウベア島に行く前にDVDなどで見ておくと感慨ひとしおでしょう。
トモヨビーチからは、船に乗ってアイランド・ホッピング。ウベア島の両端からは小さな島が点々とビーズのように繋がり、そのラグーンの中は様々な海洋生物の宝庫で、希少種の生物も数多く生息しています。写真ではサメに囲まれていますが、時期によってはザトウクジラの姿を見ることも。
ウベアでの滞在は、島の暮らしに同化するような可愛いバンガローのボープレ・ホテル(Beaupre Hotel)へ。
2015年に改装されたホテルは、森の中に点在する12室バンガローからなります。室内にはキッチンも付いているので、とれたての魚など調理することもできます。「天国にいちばん近い島」でどっぷり非日常感に浸りたい人にはオススメです。
<基本情報>
住所:Baie de Fayaoue Hnyimaha, 98814,New Caledonia
電話:+687-45-70-94
ウベア島でいちばんの贅沢は、「何もしないこと」とよく言われますが、何もしない、ではなく、「何もできない」と言った方があっているでしょう。様々な行動プランを立てたとしても、ビーチに出たら、ほとんどの人がただひたすら海を見ていたくなります。なので、ここを訪れたならば、「あー、やられた!」と思いながら、ブルーの世界を堪能して欲しいと思います。
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
ニューカレドニア観光局
http://www.newcaledonia.travel/ja/
【トラベルジェイピー・ナビゲーター】
松田 朝子
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