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花粉でお肌がボロボロ!?花粉に負けないスキンケアとは

2014/03/05

憂鬱な花粉

少し暖かくなり春の訪れを感じ始めると、やってくるのが花粉。せっかく過ごしやすい陽気な季節になったのに、目がかゆくて鼻がむずむず…さらには肌が荒れはじめて憂鬱な気分になってしまう人もいるのではないでしょうか?

そもそも花粉が多くなると、なんで肌荒れを起こすのでしょうか?そして、その対処法とは?今回は肌だけでも花粉に負けず、春を乗り越える方法をお話しします。

花粉による肌荒れの正体

花粉が肌に付着して内部に入りこむと、肌ではアレルギー反応を起こします。そうするとアレルギー物質を外に追い出すために炎症を起こして、ターンオーバーが異常に早くなります。

元々、異物の侵入をバリアしているのは肌表面の角質層で、ターンオーバーによって成熟したベテラン細胞が角質細胞となってそのバリア膜である角質層を作っています。ターンオーバーの速度が早くなり過ぎると、まだ成熟しきっていない未熟な細胞が無理やり角質層としての仕事を任せられます。

新入社員が1人前の仕事ができないのと同じで、未熟な細胞ではバリア機能が不十分になってしまい異物の侵入をきちんとブロックできません。この状態にまた花粉が着けば、さらに炎症はひどくなり、まさに悪循環となってしまうのです。

角質層は異物の侵入をブロックするのと共に、肌内部の水分を閉じ込める役割もしていますから、バリア機能が不十分になれば自ずと肌を乾燥させてガサガサになってしまいます。炎症によって赤くなり、乾燥によってガサガサになる。これが花粉による肌荒れの正体です。

花粉に負けないための対策

では、そんな花粉の肌荒れを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?

1)洗いかたに気をつける
メイクを落としたり、余分な汚れや角質を取り除くために「洗う」というのも大事なお手入れですが、残念なことに洗顔料(石鹸、ボディーソープも)は角質層にダメージを与えてしまいます。

バリア機能を果たすのは成熟した角質細胞とその隙間を埋める細胞間脂質という油分です。洗顔料、ましてやクレンジングはこの油分も一緒に洗い流してしまいます。ですので、洗顔料(クレンジングも)を使って洗うのは帰宅後の1日1回だけ。あまりバリア機能にダメージを与えないようにしましょう。

それと、肌の表面に花粉が残っている状態で洗顔料やクレンジングを使うと、花粉が角質層を突き破ってどんどん奥に入り込んでいきます。それを防ぐために、まずぬるま湯でよくすすいで花粉をしっかり落としてタオルで水分を拭き取った後、洗顔料やクレンジングをするようにしましょう。

この一手間で、花粉の肌荒れ対策には効果が絶大です。

2)膜を作るタイプの保湿アイテムを選ぶ
乳液やクリームなどの乳化タイプやオイルなどの保湿アイテムは、角質層内に溶け込んで保湿をします。

逆にオイルフリーのゲルタイプは肌表面にラップのような膜を作って保湿するため、花粉を角質層の手前でブロックしてくれる効果があります。また日焼け止めも膜を作るので出掛ける時には薄く塗っておくと良いでしょう。

怖い化粧品アレルギー

最後に少し脱線しますが、化粧品アレルギーについてお話ししたいと思います。

少し前ですが、小麦由来成分を含む石鹸を使うことで小麦アレルギーになり、食べることもできなくなってしまうという化粧品トラブルがありました。この出来事は多くの化粧品開発達を震撼させました。

それまで、「植物由来成分は肌に安全なもの」という漠然としたイメージがありましたし、食べ物アレルギーと言うのは遺伝的な要因が強いと考えられていたのに、それらの常識が完全に覆されたのです。

最近では化粧品も自然派ブームで植物由来成分が多用されていますが、この出来事から考えればとても怖いことですよね。

肌の表面には内蔵のように消化・分解する酵素はありませんから「食べられるものだから、肌につけても安心」という根拠は全くありません。化学合成は目的成分を高い純度で精製できますから、不可解なトラブルを起こしにくい安全なものがたくさんあります。もちろん植物由来のもので安全なものもたくさんあります。

花粉による肌荒れを起こしやすい人は化粧品アレルギーを起こしやすいとも考えられますので、イメージだけで化粧品を選ぶのではなくて、不安なことがあれば納得いくまでメーカーに質問し時にはお医者さんにも相談して、ご自身の肌だけではなく身体全体の健康を守ってあげてください。

スキンケアアドバイザー・化粧品開発者  茂田正和

1978年に群馬県で生まれる。2004年には、日東電化工業ヘルスケア事業部にて開発責任者に着任し、化粧品開発者として化粧品の肌への作用を学ぶ。そうした中で、誤った美容情報の多さを痛感し、肌の本来の構造、肌が求めるスキンケアの方法、化粧品の選び方などを皮膚科学や化粧品学に基づいて啓発する活動を開始する。現在は、多くの美容業関係者に支持され活動の幅を広げている。



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