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まつげメイクがトラブルの元に!?あなたのメイクは大丈夫?

2016/06/12

魅力的な目もとをつくるために、まつげメイクは欠かせません。そのため、より長く、よりボリュームのあるまつげに見せるための商品やメイク法が多く出回っています。しかし、その一方で、「商品を使用したらまつげが抜けてしまった」などと訴える女性が増えているのも事実です。過剰なまつげメイクにより引き起こされる、目の病気について解説します。

過剰なまつげメイクによるトラブルが増えている!?

まつげが過剰に抜ける原因として考えられる病気には、円形脱毛症や結膜炎・眼瞼炎(がんけんえん)があります。円形脱毛症の中には、頭部だけでなく、まつげや眉毛、ヒゲなどの体毛が抜けてしまうものもあるのです。

円形脱毛症は、毛周期の異常や自己免疫疾患、自律神経障害などが原因とされていますが、結膜炎や眼瞼炎を引き起こす大きな原因のひとつには、過剰なまつげメイクがあります。たとえば、マスカラやつけまつげ、まつげエクステ、まつげパーマなどです。美しい目もとを演出するためのものですが、病気の原因になる可能性もあることを認識しておきましょう。

過剰なまつげメイクが引き起こす病気

結膜炎

白目の表面とまぶたの裏を覆っている薄い膜を「結膜」と言います。これは、ゴミなどの異物が目(眼球の後ろ側)に入り込むのを防ぐためにあります。結膜は目が開いている間は常に外気にさらされているため、刺激を受けやすく、涙で常にうるおっている状態なので細菌の繁殖に有利な環境となっています。

結膜にウイルスや細菌が繁殖したり、ほこりや異物が入ってアレルギーを起こすと、目が充血したり目やにが増えるなどの症状があらわれます。このように、結膜が炎症を起こした状態を結膜炎と呼びます。

眼瞼炎(がんけんえん)

眼瞼炎とは、まぶたに起こる炎症の総称です。まぶたに赤みや腫れがあらわれたり、小さな湿疹ができて破れてしまったりして、かゆみやピリピリするような痛みを感じます。また、目の中に何かが入っているかのような異物感や、普段より光をまぶしく感じる、涙目になるなどの症状もみられます。

まつげメイクが結膜炎・眼瞼炎(がんけんえん)を起こしやすい理由

エクステやつけまつげに使用される接着剤や、まつげパーマに使用される液などは、すべて原料に化学物質が使われています。これらが皮膚の薄いデリケートな部分に触れてしまうと、炎症を引き起こす場合があります。さらに、角膜や結膜にまで至ると、激痛をともなう強い炎症が起こります。

女性の多くがメイク時に使用するまつげメイクアイテムのマスカラも、例外ではありません。マスカラのかけらが目の中に入ってしまうと、目の表面に付着し、眼球を傷つけるおそれがあるためです。

進行するとまつげが抜ける可能性も?

結膜炎や眼瞼炎といった目のトラブルを放置すると、さらに深刻な事態を招く可能性もあります。というのも、進行するとまつげを支えている毛根周囲がただれ、まつげが抜け落ちる場合があるためです。また、万が一角膜に障害が起きれば、視力が低下することもあります。充血や目の周辺のトラブルに気づいたら、放置したり自分で治そうと考えず、すぐに眼科を受診しましょう。

トラブルを防ぐためのまつげメイク法

まつげや目のトラブルを避けるにはアイメイクをしないことが一番なのですが、日常のメイクにアイメイクは欠かせないという方が圧倒的に多いはずです。よって、できるだけまつげや目の周辺に負担をかけない方法でメイクすることをおすすめします。

マスカラを活用しよう

まつげエクステやパーマはやめ、マスカラを活用しましょう。マスカラを塗るときは厚塗りせず、サッと軽く塗る程度に。また、長さを出す、ボリュームを出すなど、目的によってマスカラを使い分けるのも、賢い方法です。ボリュームを出すような濃いまつげメイクは、ここぞという時だけにすると、ダメージがより少なくて済みます。

使用するビューラーやホットビューラーにも注意

ビューラーのゴムを何年も交換していない方は要注意。ボロボロのゴムのまま使い続けると、まつげにダメージを与えるのはもちろん、付着したマスカラのカスが原因で炎症を起こすこともあります。

また、まつげのカールを長時間キープできるホットビューラーも、水分を奪ってしまうため、抜け毛の原因となる可能性があります。

どちらも使用の際には十分注意をし、まつげに触れる部分は清潔に保つよう心がけましょう。

メイク落としにも気をつけて!

目元の皮膚は薄くデリケートです。落ちにくいまつげメイクを落とそうとゴシゴシこすると、摩擦によって肌やまつげに負担を与えてしまいます。

人気のまつげ美容液は用法・用量をきちんと守ろう

まつげを長く美しく育てるための美容液も、上手に使えば効果が期待できますが、使い方を間違えるとトラブルの元に。パッケージに記載されている使用方法や使用頻度はきちんと守りましょう。一度に大量に使っても効果が上がるわけではありません。場合によっては、かゆみや充血の原因となることもあります。

また、目に入らないように気をつける、初めて使用する際はパッチテストを行うなどの注意も必要です。

美しい目もとを作るために努力をしても、そのせいでまつげが抜けてしまったり、目の炎症を起こしてしまったら元も子もありません。どうしてもメイクをやめられないという方は、なるべく負担をかけない方法でまつげメイクを楽しみましょう。

医師  橋爪良枝



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