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メラニンを敵だと思っていませんか?正しい紫外線対策とは?

2014/04/06

シミだけではない紫外線のダメージ

紫外線対策

ポカポカと温かく春めいた陽気になってくると、気になり始めるのが紫外線。紫外線対策は夏のものと思いがちですが、4月の後半からすでに肌にとって危険な量が降りそそぎます。紫外線と聞くとシミ、そばかすの原因が一番に挙げられますが、実際はそれだけではありません。深いシワやたるみ、ほうれい線や毛穴の広がりにだって影響します。もっと深刻なこととしては皮膚がんの原因にもなってしまうのです。今回はそんな肌の大敵「紫外線」の対策方法についてお話しします。

メラニンは敵or味方??

日本ではメラニンはシミの原因として嫌われ者扱いされますが、そもそもメラニンはなんのために存在するのでしょうか?

ここで唐突ですが、黒人の老人をイメージしてみてください。すぐにパッとイメージできましたか?逆に白人の老人はどうでしょう……?黒人の老人像はあまりリアリティのあるイメージできなかったのではないでしょうか?逆に白人の場合はしわくちゃなおばあちゃんがイメージできると思います。

実はここにメラニンの役割を知る鍵があります。メラニンはもともと肌の深い部分に紫外線のダメージを与えないように遮光カーテンのような役割をします。

ですからメラニン量の多い黒人は紫外線による肌の老化が少ないため年齢を重ねても深いシワができたり頬がたるんだりしにくいのです。逆に白人はメラニンの量が少ないので紫外線のダメージを非常に受けやすいのです。

実際に紫外線が原因による皮膚がんの発生率は黒人より圧倒的に白人の方が高いのです。私たち黄色人は黒人と白人の中間のメラニン量。ある程度は紫外線のダメージをブロックすることができて、白人ほど肌の老化は進行しにくいのです。

それなのにも関わらずあえてメラニンの生成をストップさせる美白化粧品が日本で流行っていることを、白人の人達は疑問に感じているのです。もちろん過剰にメラニンがでればシミの原因になりますので紫外線対策は重要ですが、一方で肌の老化の進行を緩和にしてくれる心強い味方なのです。目の敵にするのではなくて上手に付き合うことが大切です。

春の紫外線が危険!

最近では年間通じて日焼け止めなどで紫外線対策をしている方も増えているようですが、それでもまだまだ「紫外線対策=夏のもの」という雰囲気は強く、5月頃までは店頭でも目立つところには並べられていません。では紫外線対策において最も注意が必要なのはいつなのでしょうか?

月毎の紫外線量は、関東周辺だと11月〜2月頃までは紫外線量が少なく、3月頃から徐々に増え始めて4月の後半には肌にとって危険な量に到達します。7月〜8月にピークを迎えて9月から徐々に減っていきます。9月はまだまだ暑くて紫外線も油断できないと感じますよね?実は4月と9月の紫外線量は4月の方が若干多いのです。

そう考えると春はすでに油断のできない季節であることが分かると思います。そして、何よりも春先に受ける紫外線が肌にとって最もダメージが大きいのです。

肌は紫外線の少ない時期から春になると本番の夏に向けて徐々にメラニンを増やして紫外線ダメージをブロックする準備をします。春先は紫外線量がそれなりに多いのにも関わらず、その準備がまだできていません。

つまり、無防備な状態で紫外線を受けてしまうためダメージがとても大きいのです。日本国内で紫外線のリスクを議論するシンポジウムの多くが4月に開催されるのはこのためです。紫外線対策の強化は春の陽気を感じ始める少し前から始めるように心がけましょう。

いつまでも若々しくあるためのお手入れを

美白ケアを強化して紫外線対策を手おろそかにする方がいらっしゃいますが、これは一番危険です。先ほどもお話ししたようにメラニンは紫外線ダメージをブロックしてくれる強い味方で、美白化粧品の多くはそのメラニンを生成しにくくさせるものです。

ですから、美白化粧品を使うのであれば、より強固な紫外線対策が必要になります。シミにならないためにも美白化粧品が必須と考えている方も多いんかも知れませんが、役割を終えたメラニンは本来ターンオーバーととも排出されます。

もちろん真っ黒に焼いてしまえば排出しきれずにシミとなって残りますが、適切に紫外線対策ができていれば、それほどシミを恐れる必要はないはずです。

歳を重ねたときに若々しくあり続けるためには、紫外線のダメージ、メラニンの役割をしっかり理解して適切な対策をしてください。

スキンケアアドバイザー・化粧品開発者  茂田正和

1978年に群馬県で生まれる。2004年には、日東電化工業ヘルスケア事業部にて開発責任者に着任し、化粧品開発者として化粧品の肌への作用を学ぶ。そうした中で、誤った美容情報の多さを痛感し、肌の本来の構造、肌が求めるスキンケアの方法、化粧品の選び方などを皮膚科学や化粧品学に基づいて啓発する活動を開始する。現在は、多くの美容業関係者に支持され活動の幅を広げている。



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