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化粧品のプロが解説【そうだったのか!毛穴ケア】ツルスベ肌をゲットせよ!

2014/06/17

深刻な毛穴のお悩み

毛穴

毛穴が黒ずむ、毛穴が開く、毛穴が目立つ…と、毛穴に関するお悩みを抱える方は多いと思います。そう言ったお悩み解消をテーマとした商品もたくさんありますが、それらを使ってお悩みが解消されたという体験の持ち主は非常に少ないのではないでしょうか?

化粧品開発者にとっても、毛穴ケアはとても難しい問題です。というのも毛穴が目立つ原因は複数存在し、肌や身体の色々な機能が絡み合って発生するため特効薬は存在しないからです。さらに原因を勘違いしてお手入れすれば、悪化の一途を辿ってしまうからです。

今回はそんな深いお悩み「毛穴」について、原因別に対処方法をお伝えしたいと思います。

なぜ、毛穴は黒く見える?

毛穴というのは読んで字の通り、穴です。例えて言えばゴルフ場のカップが黒く見えるのと同じで、穴の部分というのは中が影になって黒く見えるのです。

ですから、汚れや角栓などが詰まっていなくても毛穴は黒く見えてしまうものだということをまずは理解してください。普通1日1回クレンジングや洗顔料で洗っていれば、毛穴に汚れが溜まったり角栓が残ることはありません。

汚れてもいないのに1日に何回も洗ったところで、当然、毛穴の黒ずみが解消されることなどないのです。それどころか洗いすぎが招く肌の乾燥で、毛穴を余計に目立たせてしまうことにもなりかねません。

毛穴が開く

気になる毛穴の形を鏡でよく確認してみてください。丸い円になっていますか?それとも涙のように上が細く下がふくれた形をしていますか?この形の違いでも、原因は違います。

まず丸い円の場合ですが、本来であれば毛穴周辺の角質が水分を含んで盛り上がることで毛穴の入り口は小さくなるのに対して、乾燥して水分を失うことでその盛り上がりが失われ毛穴の入り口が大きくなっている状態です。

この対策としては保湿が重要になるわけですが、その前に洗い過ぎをとにかく注意しなければなりません。クレンジングや洗顔料で洗えば角質内の水分の蒸発を防ぐために、角質同士の隙間を埋めている油分も洗い流されてしまいます。

当然のことながら洗う回数が増えれば、どんどん角質内の水分は失われて毛穴の入り口は大きくなるのです。クレンジングや洗顔料を使った洗顔は1日1回に留めて、あとはぬるま湯ですすぐだけにしましょう。

ちなみに肌の引き締め効果があると言われるしゅうれん化粧水はアルコールが入っている場合が多く、アルコールが蒸発するのと同時に肌の水分も蒸発させ少しつっぱり感を与えて引き締まった感覚を与えるものです。なので、毛穴ケアには逆効果です。

たるむ毛穴

続いて涙形に見える毛穴ですが、肌深くの真皮のコラーゲンなどが壊れることでハリを失い、肌がたるむことで毛穴が目立つ現象です。真皮のコラーゲンの修復を促すということをテーマにした化粧品もありますが、肌は本来外からの物質の侵入を防ぐ膜ですので、真皮に成分を届けるためにはこの膜を壊さなければいけません。

そして、その膜が壊れてしまえば肌は内部の水分がキープできなくなって乾燥しやすくなってしまいます。つまり肌表面から肌深層に成分を届けるということは、副作用的に乾燥肌や敏感肌になりやすくなってしまうため、僕はオススメしません。

真皮をケアしたいのであれば真皮には毛細血管が通っていますので、食べ物で有効な摂取することが副作用もなく効果的です。この肌のたるみケアとして一番効果的な栄養素は、ビタミンA(レチノール)です。鶏や豚のレバー、鰻などに豊富に含まれる他、緑黄色野菜のβ-カロテンも体内でビタミンAに変換されます。バランス良く食事に取り入れられるといいですね。

奥の深い毛穴ケア

前回お話ししましたが、キメが整っている肌は光がキレイに反射してソフトフォーカス効果がうまれます。この効果は毛穴の目立ち形にも影響し、同じ毛穴の状態であっても、キメが整っていると目立ちにくくなるのです。

毛穴は乾燥していても目立つし、肌深くのハリが失われても目立つ。さらには、ホルモンバランスが崩れて皮脂腺が大きくなっても目立つのです。

対処療法では解消せずに肌全体、もっと言えば身体全体を健やかに保つことが毛穴を目立ちにくくする第一歩です。そう言う意味では、とても奥が深く解消するのが難しいお悩みなのかもしれません。

この毛穴ケアについてはお悩みを抱える人が多い分、色々なお手入れの情報が飛び交っていますが、信憑性のあるものは実に少なく、むしろ悪化させてしまうことも多いのです。

皆さんの毛穴のお悩みの原因がどこにあって、少しずつでも改善に向かう日々のお手入れの参考にしていただければ嬉しいです。

スキンケアアドバイザー・化粧品開発者  茂田正和

1978年に群馬県で生まれる。2004年には、日東電化工業ヘルスケア事業部にて開発責任者に着任し、化粧品開発者として化粧品の肌への作用を学ぶ。そうした中で、誤った美容情報の多さを痛感し、肌の本来の構造、肌が求めるスキンケアの方法、化粧品の選び方などを皮膚科学や化粧品学に基づいて啓発する活動を開始する。現在は、多くの美容業関係者に支持され活動の幅を広げている。



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