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シアバターの違いって?シアバター選びに役立つ豆知識

2014/08/19

以外と知られていない、シアバターの違い

スキンケアに大切な保湿ケアのアイテムとして、シアバターは多くの方に知られるようになってきました。シアバターがアフリカのサバンナ地帯に自生するシアの木の種子(シアナッツ)から採れる植物性油脂だということも、多くの方がご存じだと思います。

さて、では、シアバターには、製法や原産地によって違いがあるのはご存じでしょうか?

ここでは、シアナッツから採った油脂を精製したものと未精製のままのものの違い、シアの木の産地による違いについてご説明したいと思います。ご自分に合ったシアバター選びの参考になさってください。

精製と未精製の違い

精製とは、一般に不純物を除くことを言いますが、シアバターについて「精製」という場合は、化学的な処置によって不純物を取り除く作業を指すことが多いようです。

本来シアバターは薄いクリーム色をしていますが、精製したシアバターは白く、未精製品よりも固くなります。不純物を取り除くことで有効な成分も減ってしまう可能性がありますが、品質的には安定したものとなります。また、シアバター特有のにおいも薄くなりますので、癖のないシアバターをお好みの方には向いているかと思います。

一般的に、大手化粧品メーカーの「シアバター配合」商品は、化粧品原料として精製したシアバターを使用しているようです。

一方、未精製のシアバターは、シアナッツから採った油脂分がそのまま残っていますので、シアバター本来の特徴を生かしたものとなります。最近では、シアバターを扱っている会社も増え、未精製シアバター100%の商品もいろいろ手に入るようになりました。天然成分そのままのものをお好みの場合は、未精製を選ばれるといいでしょう。

産地によっても違うシアバター

ところで、あまり知られていないことなのですが、シアの木には種類がいくつかあります。種類によって自生する地域に違いがあり、さらに土壌や気候でナッツに含まれる成分にも多少の差が出てきます。

現在日本で流通しているシアバターのほとんどは、ガーナやブルキナファソ等、西アフリカ諸国のサバンナ地帯に自生する「マンギフォリア種」から作られたものです。西アフリカ産シアバターはステアリン酸とオレイン酸が同じくらいの割合(それぞれ45%前後)で含まれています。

一方、シアベルト地帯の東端、東アフリカの限られた地域だけに自生する「ニロティカ種」から作られるシアバターも近年市場に出始めています。ニロティカ種が採れるのはウガンダと南スーダンだけで、大変希少性の高いシアバターです。東アフリカ産シアバターはステアリン酸の含有量が少なく、オレイン酸が多く含まれているのが特徴です。

オレイン酸はオリーブオイルにも多く含まれる脂肪酸で、人間の皮脂に近い組成で、また、融点が低いため(16.3℃)、肌によくなじみます。一方、ステアリン酸は、融点が高く(69〜72℃)、また、水に対して溶解性が低いため、水を弾いて肌に膜を張ったように感じます。

このように、含有する脂肪酸のそれぞれの特徴の違いによって、シアバターの使用感にも違いが出てきますので、膜を張ったような使用感がお好みであれば、ガーナやブルキナファソ原産のシアバター、肌に馴染んでさらっとした使用感がお好みであれば、ウガンダや南スーダン原産のシアバターを選ばれるといいでしょう。

いかがですか。シアバター選びに迷ったら、精製と未精製の違い、産地による特徴の違いを参考になさってみてはいかがでしょうか。

ナチュラルスキンケアアドバイザー  住貴恵

10代の頃から敏感肌に悩まされ、自分に合ったスキンケア方法を探し続けた結果、健康な肌の基本は潤いだと実感。夫の単身赴任先で出会ったウガンダ産シアバターの保湿力と使い心地に注目。日本市場向けに開発した商品は、乾燥肌に悩む人たちの支持を受けている。



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