いまや生活になくてはならないスマートフォン。電車の中や隙間時間に、ついスマホを手に取ってしまう、という人も多いのではないでしょうか。
情報収集やゲームなどいろいろと楽しめるスマホですが、その反面、使いすぎは美容面でのデメリットも。長時間下を向く姿勢が、老け顔の原因になってしまうというのです。
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■長時間のスマホ使用が与える美容への影響気をつけなければいけないのが、肌のたるみやシワ。スマホの画面を見るときには下を向いた姿勢になるため、口元や頬がたるんだ状態になります。長時間その姿勢のままだと、皮膚が顎の方に引っ張られ、たるんだ状態のまま固定されてしまう恐れが。
また、画面を見るために視線が下を向いたままになると、徐々にまぶたを支える筋肉が衰えてしまいます。そうすると、目を開くときに無意識におでこの筋肉を使うことになり、おでこにシワが刻まれてしまうのだとか。
さらに、長時間のスマホ使用は健康にも影響があります。スマホを見るときに猫背の姿勢になることで、首の前側の筋肉が緊張し、首や頭が前方に出ることになります。長時間このような姿勢をとることで、本来少し湾曲しているはずの首がまっすぐになってしまう「ストレートネック」という症状が増えているというのです。
ストレートネックになると、首のたるみやシワのほか、肩コリや頭痛、めまいなどを引き起こすことも。普段からスマホを使う機会が多い人は、その姿勢を見直してみる必要がありそうです。
■あてはまったら要注意! あなたのスマホの使い方は大丈夫?普段自分がどんな姿勢でスマホを見ているかは、なかなか気づきにくいもの。でも、このような状態があてはまったら、スマホの使い方を見直してみた方がいいかもしれません。
・仕事以外の時間はほとんどスマホを見ている
・左右の肩の高さが違う
・痩せているのに二重あご
・ほうれい線が深くなってきた
・バッグや服の肩ひもがよく落ちる
・猫背気味で肩こりがひどい
・枕が合わないと感じる
■「スマホ老け顔」を防ぐ方法とは?自分がどんな状態でスマホを見ているかを知るためには、普段操作している姿勢のまま、自分の顔を自撮りしてみてください。下を向いた二重あごやシワのある顔が写ったら要注意! その状態が固定される前に、今すぐ改善を目指しましょう。
まず正すべきは姿勢です。スマホを持った手を目線の高さまで上げ、背中が丸くならないように注意しましょう。持つ側の手は肘から手の甲がまっすぐになるよう意識し、もう一方の手をひじと体ではさむようにすると、自然と目線も上がります。
ストレートネックを改善するには、フェイスタオルやバスタオルを丸めて首の下に入れ、仰向けになるのがおすすめ。そのまま眠ってしまうとタオルがずれてしまうので、10分程度横になるだけでOKです。
また、目を酷使すると目元にシワができやすくなります。スマホを長時間連続で使用するのは避け、目元を蒸しタオルで温めるなど血行をよくするよう心がけましょう。
(かとうともみ)