TOP Beauty diet > Column > 話題のバストアップ法「きなこ牛乳」の効果とリスク

話題のバストアップ法「きなこ牛乳」の効果とリスク

2016/03/09

main

SNS発のバストアップ法「きなこ牛乳」は本当に効くの?

バストアップに効果的な食べ物や飲み物の話題は、昔から絶えることなく広がっていますよね。記憶に新しいところでいえば、昨年SNSで盛り上がった「きなこ牛乳」。牛乳ときなこ、それぞれに豊富に含まれるタンパク質とイソフラボンがバストアップに有効に作用するとして、レシピやクチコミ投稿が多数見られました。

イソフラボンはバストアップに働く女性ホルモンのひとつ、エストロゲンと似た化学構造を持っています。そのため、きなこ牛乳はエストロゲン作用による乳腺への刺激で、バストアップ効果を得られる可能性はたしかにあります。しかし、実はイソフラボンは摂取量により、エストロゲン作用が得られる場合と、抗エストロゲン作用が現れる場合の2パターンがあるといわれています。つまり、抗エストロゲン作用が起こった場合、バストアップするどころか小さくなってしまうことも考えられるのです。

安全性は? イソフラボンと乳がんの関係

このイソフラボンのエストロゲンの2つの作用には、もうひとつ気になる点があります。それが、乳がんとの関係です。エストロゲン作用が出た場合、乳腺が刺激されることで乳がんのリスクが高まる可能性が気になるところ。しかし、抗エストロゲン作用では、逆に乳がんの発症リスクを減少させるという報告が多くあがっています。

私も所属する日本乳癌学会のガイドラインでもその点に触れられていますが、現時点では食事で得られる程度のイソフラボンで乳がん発症の高まりは確認されておらず、まず問題ないと言えるでしょう。ただし、高用量のイソフラボン摂取が可能なサプリメントの場合、その安全性については証明されていません。このことから、厚生労働省は通常の食品での摂取量から判断して、イソフラボンサプリメントの服用は、1日30mg以下にとどめることを推奨しています。

「牛乳を飲み過ぎると乳がんになる」の真相を追求

乳がんといえば、昔から語られているのが、「牛乳が乳がんのリスクを高める」というものです。この噂を扱う多くの記事では、女性ホルモンや成長因子の一種のIGF-1を根拠としてあげています。これらの成分を多く含む牛乳は、乳腺細胞の分裂・増殖を刺激するのと同様に、乳がん細胞の分裂・増殖を刺激するという見解です。

しかし、こちらも乳癌学会のガイドラインによると、乳製品全般あるいは牛乳の摂取が、乳がん発症のリスクを増加させるという報告はありません。脂肪分を多く含んでいる乳製品が乳がんの発症リスクを高めるという報告はありますが、牛乳の摂取と乳がん発症リスクを検討した12の研究のうち3件は、逆に乳がん発症リスクの減少を認めています。

確実なバストアップ法は結局…?

こういった研究内容を見る限り、イソフラボンや牛乳の採り過ぎを乳がんの原因として断定することは難しいと思います。ただ、それはバストアップ効果についても同じ。きなこ牛乳のバストアップ効果の可能性については同意できるのですが、肯定は難しいところ。そのため、乳がんのリスクなく確実にバストアップするとなると、やっぱり豊胸手術をおすすめしてしまうのです。

いかがでしたか?豊胸手術と乳がんの関係性を知りたい方は、『豊胸手術すると乳がんになる?』の記事もぜひご覧ください。

※豊胸効果には個人差があります。あらかじめご了承ください

THE CLINIC 横浜院 院長  千葉明彦



シェア Google+

関連記事

P R
FOLLOW US eltha最新情報をチェック
  • facebook
  • twitter
  • Youtube

オススメ記事