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この対策は、口臭にはきかない?口臭対策のウソ・ホント

2016/05/27

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ちまたの口臭対策は千差万別?

口臭が気になっている人は世の中にたくさんいます。そして、その口臭対策として、たとえば「緑茶を飲む」「グレープフルーツジュースを飲むと効果的!」とか、「牛乳を食後に飲むといい」など、多くの方法があふれています。でも、これらの方法は、本当に口臭対策として効果的なのでしょうか?

実際にちまたで言われているような多くの口臭対策の方法は、ある程度効果があるのですが、中には、口臭対策として効果があまり無かったり、逆に口臭を悪化させてしまったりする方法も広まってしまっているのが現状です。

ウソ?ホント?「口臭対策は、とにかくしっかり歯磨き」

口臭対策として誰もが思い浮かぶのは、食後の歯磨きだと思います。しかし、「なんでもいいからとにかくたくさん歯磨きすればいい!」ということではありません。

実は口臭対策として、もっとも効果的なのは、唾液の分泌量を増やすこと。唾液には、口臭の原因になる口の中の歯周病菌や虫歯菌、雑菌などを殺菌洗浄する効果があり、食後の食べかすなども洗い流してくれる効果もあるのです。また、唾液には、食事で酸性に傾いたお口の中を中性に戻してくれる効果もあります。

この唾液の分泌量がもっとも増えるのが、食事の間と食後なのですが、食後すぐに歯磨きをしてしまうとどうなるでしょう。歯磨き粉の効果で、お口の中がスッキリとはするのですが、唾液の量が減少してしまい、お口の中が酸性に戻ってしまうため、口臭対策としてはあまりおすすめできません。ですので、食後に口臭対策で歯磨きをするなら、歯磨き粉を使用しないで歯磨きをするか、歯磨き粉が使いたい場合には、食後20〜30分後にする方がよいでしょう。

さらに、口臭が気になるからといって、しょっちゅう歯磨きをしている人もいますが、磨き過ぎは、お口の粘膜などを荒らしてしまうため、注意が必要です。

ウソ?ホント?「舌も歯ブラシで掃除する」

舌の表面には、「舌苔」と呼ばれるお口の中の古い粘膜や細菌を含む白い苔のような物が付いています。舌苔はほとんどの人にあるもので、通常は唾液によって殺菌洗浄されるので、あまり口臭の原因にはなりません。ただ、唾液の分泌量が減って舌苔が洗い流されなくなると、徐々に溜まってしまい、口臭の原因になる場合もあります。そんなときによいとされているのが、「歯磨きのときに歯ブラシで舌の表面もゴシゴシ磨く」という方法です。

しかし、この方法は、やってはいけません。というのも、舌の表面はとてもデリケートですので、通常の歯ブラシの毛では舌には硬すぎて舌に傷を付けてしまうからです。また、傷口に雑菌が入ると炎症を引き起こすこともあり、反って口臭を悪化させてしまうこともあるのです。そのため、舌苔のケアをするなら、舌専用のクリーナーなどで、1日1回だけ、優しくなでるようにするようにしましょう。

ウソ?ホント?「口臭が気になったらなるべく口を閉じておく」

自分で口臭が気になっている人に多いのが、他人に口臭を悟られないように、話をあまりせず、お口を閉じておくという対策です。でも、これは完全に逆効果です。

前述したように、口臭対策にもっとも効果的なのは、唾液の分泌量を増やす事ですが、お口を閉じていると、舌や顏の筋肉の動きが低下し、唾液を分泌する唾液腺が刺激されなくなるため、唾液の分泌量が減ってしまい、口臭が悪化してしまいます。

ウソ?ホント?「口臭対策にはガムを噛むといい」

これはある程度本当です。でも、ガムの香りで口臭を防止できるのは短時間なので、実はガム自体には、あまり口臭を抑える効果はありません。それよりも、ガムを噛むことによって、お口の周りの筋肉が刺激され、唾液の分泌量が増えるのが口臭対策に効果的なのです。

ウソ?ホント?「口臭に効果的な食べ物、飲み物がある」

これは本当です。代表的なものとして、生野菜や皮付きのリンゴなどの果物、レモンなどの柑橘類、昆布、梅干し、牛乳などがあります。生野菜には食物繊維や酵素が含まれているため、お口の中を洗浄し、口臭成分を抑える効果があります。また、生の野菜をよく噛んで食べることで、唾液の分泌量も増える効果が期待できます。

皮付きのリンゴには、リンゴに含まれるポリフェノールに消臭効果があります。レモンなどの柑橘類は、クエン酸がお口の中を殺菌し、唾液の分泌を促す効果もあります。梅干しも、レモンと同じく殺菌効果があり、唾液の分泌量を増やします。昆布は、主に唾液の分泌量を増やす効果が期待できますが、ある程度長い時間口の中に入れておけるのが他の食物との違いです。

ただ、牛乳については、牛乳のタンパク質が特のニンニクなどのニオイ成分と結びついて包み込むことによって口臭予防になるため、食前に飲んでおくのがおすすめです。また、低脂肪牛乳の方がより効果が高いといわれています。

あわせて、『加齢臭による口臭は、どうケアすればいい?』の記事もぜひご覧ください。

天野歯科医院 院長  天野聖志

米国歯科大学院卒業。単に虫歯や歯周病を治すだけでなく、将来に渡る歯の健康と美しさを視野に入れた総合的な治療を実現するため、専門医による米国式チーム歯科治療を実施している。また歯を削らない治療、神経や歯を抜かない治療にも力を入れている。



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