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気持ちいいけど効果はある?制汗スプレーの特徴

2017/06/08

肌をサラサラした状態に保ち、汗やにおいを抑えてくれる制汗スプレーにはさまざまな種類があります。自分の体質に合った成分が廃合されているものを選ぶことで、より効果的に使用することができます。

制汗スプレーの効果

汗を分泌する働きのある汗線にはアポクリン腺とエクリン腺があります。エクリン腺は全身にあり、その量は平均で350万個あるといわれています。エクリン線より分泌される汗は、99%以上が水分でサラサラとしているのが特徴です。汗をかいた直後は無臭ですが、バクテリアなどの細菌よって分解されることで不快なにおいがするようになります。

一方、アポクリン腺はわきの下や陰部など特定の部分にしか汗線を持っていません。異性をひきつける役割があるアポクリン腺は、思春期に発達し始めて脂質やタンパク質を含んでいるのが特徴です。粘り気がある汗で細菌の栄養が多く繁殖しやすいといわれています。そのため、ワキガの原因にもなり独特なにおいを発します。制汗スプレーには、このような汗の発汗を抑制することでベタつきや汗のにおいを抑制する作用があります。また、制汗スプレーは広範囲に使用できることも特徴です。制汗スプレーには、主に次のような効果のある成分が含まれています。

抗菌成分

汗をかいた後に、細菌の繁殖を抑えてくれる成分です。銀イオンやトリクロサン、塩化ベンザルコニウムがこれにあたります。

制汗成分

汗腺を塞ぐことで発汗を抑制する制汗作用で、ベタつきや汗のにおいを抑えます。主な成分として、塩化アルミニウムがあげられます。多汗症の治療にも使用されている成分です。ただし、効果がある分肌への負担も大きいといわれています。皮膚が薄い場所にはあまり適していないようです。

制汗スプレーの種類

制汗スプレーには主に次のような種類があります。悩みや好みに合わせて選ぶといいでしょう。

パウダースプレータイプ

汗を抑える制汗成分やにおいを抑制するデオドラント効果がある成分が配合されたスプレーです。パウダーのサラサラした質感やひんやりとしたクール感が好きな人におすすめです。汗を抑えるだけではなく、ベタつきも抑えられるところがパウダータイプのポイントです。全身に使用することができて、香りや種類も豊富なので好みのものを見つけやすいでしょう。

ポイントスプレータイプ

汗やにおいが気になる部分にピンポイントで使用することができるスプレーです。成分がしっかりと肌に付着するため、パウダースプレータイプよりも効果が長続きするといわれています。しっかりとにおいを抑えたいけれどスプレータイプが苦手な人には、スティックタイプやクリームタイプのものも販売されています。

制汗スプレーの使いすぎは逆効果?

汗やにおいが気になるため、わきに制汗作用のあるスプレーを噴射しても、汗の役割である体温調整に影響はないといわれています。それは、わきの部分から分泌されている汗は体全体の1%ほどだからです。また、わきの汗を止めても尿や他の部分の汗と一緒になり排出されるので、一部分だけ汗の分泌量が増えてしまうことはないといわれています。

制汗スプレーの成分に注目

制汗スプレーは使いすぎることで逆効果になることはありませんが、成分によっては肌荒れや湿疹などを引き起こすことがあるといわれています。たとえば、制汗作用のある塩化アルミニウムは濃度が濃いと、肌荒れやかぶれを起こすことがあります。また、抗菌作用のある銀イオンやトリクロサンなども長期間に渡り使用することで、色素沈着や湿疹などを引き起こす可能性があります。肌の状態や使用する場所に合わせて、使用する制汗スプレーを選ぶことも大切です。

制汗スプレーの正しい使い方

制汗スプレーは噴射剤としてLGガスやジメチルエーテルなどが使用されています。これらはスプレー缶内では液体のままで噴射するときに気体に変化します。このときに熱を奪う性質があるため、噴射した部分の皮膚は急激に冷やされてしまいます。そのため、肌に近づけたまま3秒以上スプレーすることは肌を傷つける原因となります。10〜20cmほど離して、3秒以上連続して噴射しないようにしましょう。また、汗をかいたときはタオルなどで汗を拭きとってから、もう一度スプレーするようにすると効果的です。1日の終わりにはお風呂でしっかりと制汗スプレーの成分を洗い流して、肌を清潔に保つことも大切です。

正しく制汗スプレーを使用して体臭対策を

制汗スプレーは持ち歩きにも便利で手軽に使うことができるアイテムです。さまざま種類があるので、香りや効果など自分好みのものを探してみるといいでしょう。ライフスタイルに合わせて使用し、デイリーケアに上手くとり入れましょう。

四谷三丁目皮膚科 院長  山田美奈

東京女子医科大学大学院卒業(医学博士号取得)、東京女子医科大学皮膚科学教室に入局し、皮膚科学全般を学ぶ。在籍中に同愛記念病院、済生会栗橋病院勤務を経て、現在は四谷三丁目皮膚科院長。シミ、ホクロ、脱毛のレーザー治療、ケミカルピーリングなどの美容皮膚科治療に対して、その名称がついた当初からの長い実績がある。



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