女性のバストは出産や授乳、ダイエットや加齢による筋力の衰えで下がってしまいがち。しかし、胸の周りの筋肉を鍛えることで、バストの張りを取り戻せます。鍛えるのは、「大胸筋」と「小胸筋」です。
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■エクササイズでバストの位置をアップ●大胸筋を鍛える合掌のポーズ大胸筋は、女性のバストを下から支えている筋肉です。筋肉を厚くして、バストの位置を高くしましょう。
1. 姿勢を正して背筋を伸ばす
2. ひじを真横にひらき、胸の前で両手のひらをあわせる。
3. 胸の筋肉を意識しながら、手のひら同士を強く押す
4. 力を抜く
5. 呼吸を止めないように、20回くりかえす
合掌のポーズを顔、鎖骨、みぞおち、おへその上など、上下ににずらしながら1〜5をおこなうと、大胸筋がまんべんなく鍛えられて効果的です。
●バストを吊り上げる小胸筋を鍛える小胸筋は鎖骨の下から、胸のわきにかけての筋肉です。バストの位置が垂れさがる、左右の胸が離れるといった場合は、積極的に鍛える必要があります。
猫背の人は小胸筋が凝り固まって血流が悪くなり、バストに栄養が届かなくなっていることも…。小胸筋エクササイズで、垂れたバストと猫背を同時に改善しましょう。
1.両手のこぶしを軽く握り、ひじをガッツポーズのように肩の位置まで上げる
2.両ひじを背中によせて、肩甲骨をしめて胸を開く
3.ひじを戻し、胸の前で両ひじをつける(無理ならつけなくてもよい)
4.3〜5回、呼吸を止めずに繰りかえす
■生活を見直してバストの形をキープバストアップのために胸筋を鍛えるエクササイズを紹介しましたが、生活を見直すことも必要です。女性ホルモンに似た働きをうながす納豆などの大豆食品、玉子、ナッツ類を積極的に食べましょう。
サイズが合わない下着も、バストの形に影響します。出産で体形が変わることが多いので、定期的にサイズをはかって、自分に合ったサイズの下着をつけましょう。
女性のバスト全盛期は、20代前半といわれています。そのころの形に戻すのは難しいですが、エクササイズを続けることで胸の形が悪くなるのを食い止められるかもしれません。継続は力なり。大胸筋と小胸筋を鍛えて、美しいバストを手に入れましょう。
(オダ マユミ)