まだまだメジャーではありませんが、SNSなどでも「美味しい!」と話題になりつつある
パンプキンシードオイル。今回は、パンプキンシードオイルの特長と美味しい食べ方をいち早くご紹介します。
■カボチャの種から作ったオイルパンプキンシードオイルの特産地はオーストリア。特にその周辺国、ドイツや東欧でなじみが深く、ドイツ人の友人曰く「スーパーに行けばたくさん売っている。もちろん台所には必ずあるわ!」とのこと。カボチャの種をローストしてから圧搾するため色は緑がかった黒、カボチャらしい甘味にローストした深みが加わるのが特徴です。
■気になる美容・健康成分は?必須脂肪酸であるリノール酸、オレイン酸が豊富なほか、β-カロテン、ビタミンEなどの抗酸化物質、さらに精神を安定させる物質トリプトファンが含まれます。男性の前立腺肥大、脱毛症への効果が医学的に認められていて、ドイツ保険省では医薬品としての扱いもあるのだとか。女性だけでなく、男性にもうれしいオイルなんですね。
パンプキンシードオイルの持つ健康効果は加熱によって失われるとされ、生食での使用が理想とされています。ここでは生食で、かつ手軽にできる美味しい食べ方をご紹介します!
■パンプキンシードオイル塩昆布が美味しいいろいろ試作してみて思ったのが、「パンプキンシードオイルはお醤油や海藻類とよく合う」ということ。塩昆布にパンプキンシードオイルを和えると香ばしさが一段アップして、昆布の深みを引き立てます。
同様の「ちょい足し」では、ひじきやワカメのふりかけに混ぜてもとっても美味しい。ちょっとしたごはんのおかずにするもよし、今話題のオイルおにぎりにしてもよし。ご飯がすすむ美味しさです。
■お醤油と相性よし!パンプキンシードオイルにお醤油がまた、とても新鮮な味わいに。例えばパンプキンシードオイル小さじ1に醤油小さじ1/2を混ぜると、かつおのたたきにぴったりのタレの出来上がり。大葉と一緒にすると、より美味しくいただけます。
さらにおすすめなのがパンプキンシードオイル海苔。焼のりにパンプキンシードオイルを薄く塗ってみてください。ご飯や具をつつみ、お醤油をつけて食べれば韓国海苔のような香ばしい美味しさを楽しめますよ。
パンプキンシードオイルはご飯とも相性がよいので和食に取り入れやすく、普段使いにもおすすめですよ。
(崎野晴子)