いつまでも若々しくあるためには、内側からのケアが重要です。アンチエイジングに効果があるスーパーフードやサプリメントもいいけど、まずは身近な食材でケアをしてみませんか? 今回は、若さを保つために、意識して取り入れたい食材を紹介します。
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■アスパラガス(グルタチオン)グルタチオンは、美白効果や抗酸化作用、老化予防に効果的といわれ、医薬品として使われる成分です。私たちの皮膚や肝臓にも含まれていますが、紫外線や加齢などによって少なくなってしまいます。
このグルタチオンが豊富なのは「アスパラガス」です。とくに穂先に多く含まれますが、熱に弱い特徴があります。根元を下にして、鍋にたてかけるようにゆでるといいそうです。このとき、お湯は少なめにしましょう。
グルタチオンはほかにも、ブロッコリーや牛レバーなどに多く含まれています。
■ナス(アントシアニン)ブルーベリーやブドウの皮に含まれる「アントシアニン」は、抗酸化作用が高いことで知られています。しかし、これらのフルーツを日常的に摂るのもなかなか難しいもの。
じつはこのアントシアニンは紫色の色素で、ナスや紫芋、紫キャベツなどにも含まれています。中でも「ナス」は、日々の食事に取り入れやすい食材です。
炒め物などに使う場合は、皮をむかずにそのまま使用しましょう。また、包丁を使わず手でさいたほうが、酸化を防げるのだそう。水ナスの浅漬けは、皮ごと食べられるのでおすすめです。
■山芋(ジオスゲニン)夏バテ予防にはネバネバ食材がいいといわれていますが、そのなかでも「山芋」には若返りに役立つといわれる「ジオスゲニン」が含まれています。このジオスニゲンは、若返りホルモンともいわれる「DHED」の代替品になるとして注目の成分です。
山芋は、お好み焼きのタネに使用したり、磯辺揚げにしたりしますが、老化予防を期待するなら生で食べましょう。肌の乾燥対策に効果的な「オクラ」と一緒にとろろご飯にすれば、暑くて食欲がないときにもさっぱりと食べられます。
■ナッツ類(ビタミンE)抗酸化作用のある「ビタミンE」は、肌や血管の老化予防にも効果的。「若返りのビタミン」ともいわれるほどで、美肌づくりには欠かせません。
アボカドやうなぎ、かぼちゃなどに多く含まれていますが、手軽に摂取するならナッツ類をぜひ。とくにアーモンドはビタミンEの含有量が高く、おやつにも最適です。できれば無塩タイプを選ぶようにしましょう。
身近な食材からもキレイを作ることはできます。毎日の献立に上手に取り入れて、健康的な美を目指したいですね。
(丸部りぃ)