脂肪代謝低下!? 冬太りを防ぐお酒との上手な付き合い方
2015-12-29 16:53 eltha
ウーマンウェルネス研究会『ウェルラボ』で監修を行った医学博士で健康科学アドバイザーの福田千晶先生は、“飲酒と冬太り”の原因のひとつに、肝臓があげられるそう。「お酒を飲むと、肝臓がアルコール分解で忙しくなり、摂取されたエネルギーを使いやすい状態に変える働きが鈍くなります。そうすると、行き場のないエネルギーは脂肪として蓄えられて、太りやすくなります」(福田先生・以下同)。
また、飲酒をすると満腹中枢や味覚が鈍感になりやすいため、いつもより多く食べてしまったり、味の濃いものを選ぶ傾向にあるんだとか。飲み会の多くが夜に行われている点もポイント。午後9時以降もダラダラと飲食することによってカロリー過多になってしまう、ろくにカロリー消費もせぬまま就寝することになる等の要因も…。
冬太りを防ぐお酒の楽しみ方として実践してほしいのが、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒をお湯や水で割ること。「ストレートだと1杯の量が少ないので、すぐにおかわりしたくなってしまいます。水割りにたっぷりの氷を入れて少しずつ濃度が下がるようにすれば、飲み過ぎ防止になります」。また、複数のお酒を楽しむ“チャンポン”飲みは、つい飲みすぎてしまうのでご注意を。
また、1日の中で「アルコール・甘いもの・脂っこいもの」を重複してとらないように心掛ける点も重要。「これらの「あ」のつくものは脂肪になりやすいもので、重複して摂取すると身体に脂肪がつきやすくなります。アルコールをとるときは、豆腐や野菜、白身魚など、食物繊維やタンパク質が主体で脂肪分の少ないおつまみを選びましょう」。
お酒と上手く付き合うことを心がけて、冬太りを回避して。