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美白サプリで白髪増!?メラニンにとらわれない白髪ケア

2016/05/28

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実年齢より若く見えるか、老けて見えるか、一番の決め手は顔だと思いがちですが、美容家・君島十和子さんの記事に、「50歳を過ぎて美人だと思われる秘訣」は、顔よりも「髪」にあるという実体験が語られていました。スキンケアよりおろそかになりがちなヘアケアですが、特に白髪は老けて見える重大な要因になります。

白髪の原因は?

白髪の原因は諸説あり、いまだ完全に解明されていません。一般的には、遺伝、加齢、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、パーマや過度なカラーリング、生活習慣などが原因とされています。一方、東洋医学(中医)からみると、血が健康でないこと(血虚、血熱)と臓器(主に腎・肝・胃腸)の機能低下が主な原因になります。

メラニンを増やせば黒髪になる?

白髪の原因は諸説あり、ついメラニンが足りないと考えがちです。しかし、メラニンを増やすことばかりに集中するとどうなるでしょうか。メラニンというと、肌との関連を思い出す方がほとんどだと思います。美白したいのなら、メラニンの生成を“抑制”します。しかし、白髪を減らしたいのなら、メラニンを“増やす”ことになります。42歳の女性の方から、実際にいただいた問い合わせの一部をご紹介します。

「大手化粧品メーカーの美白サプリを使い始めて1年弱。顔のシミには効果があるような…と感じ始めていますが、この数か月、白髪がかなり気になっています。美白サプリがメラニンの形成を抑えるとしたら、『白髪防止』から見ると、逆効果になってしまいませんか?」

メラニンだけで考えると、その考えも一理ありです。逆に言えば、白髪によいサプリを飲むと、肌が黒くなるのではないかと心配を引き起こしてしまいます。

しかし、年齢を重ねて深いシワを刻んだ黒褐色の顔に、真っ白の髪の毛のお婆さんを見たことはありませんか。メラニンが多いから顔が黒くなって、メラニンが不足しているから白髪になったはずですが、結局このお婆さんはメラニンが多いのか少ないのか?白髪の原因をメラニンだけに絞るのには疑問を感じます。

東洋医学(中医)の見方

東洋医学(中医)では、メラニンを西洋医学ほど重視していません。それよりもメラニン細胞および色素幹細胞、さらに、直接細胞に栄養を供給している「血」、細胞の働きに影響する「腎・肝・胃腸」の機能に注目します。

たとえば、生理痛の頭痛に鎮痛剤を出すという西洋的な治療と、生理痛そのものをなくして頭痛を解消する東洋的なやり方は、考え方がずいぶん違います。よって、「血」「腎・肝・胃腸」が正常に機能すれば、色素幹細胞もメラニン細胞も活発に働いて白髪がだんだん減っていき、黒髪が蘇ることは不可能ではないのです。また、色素幹細胞とメラニン細胞が本来通り働けば、肌の美白も期待できるはずです。

昔から美人の象徴である「色白」と「黒髪」。この二つを同時に実現するには、西洋医学では限界があります。なぜなら、白髪は病気ではありませんから。予防、改善する鍵は東洋医学が握っていることでしょう。

あわせて、『嫌われモノの「油」が髪のうるおいをよみがえらせる?』の記事もぜひご覧ください。

薬学博士  鄭 権

漢方の知恵を生活に取り入れることで、年齢をネックに思うことなく、毎日を楽しく前向きに過ごせる情報をお伝えしていきます。



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