臭いやダメージヘアの原因に…“朝シャン”のNG行為は
2015-11-28 11:00 eltha
そもそも、朝シャンをすること自体に害はなく、問題は“その後の行動”にあるんだそう。「朝は時間が限られているせいで、(シャンプー後の)すすぎが不十分になったり、髪の乾かし方が甘くなって生乾きになったり、逆に早く乾かそうとドライヤーを近づけすぎて髪にダメージを与えてしまうことがあります。すすぎが不十分になると、フケやかゆみ、炎症、ニオイの原因になりますし、髪が濡れたままでは紫外線の影響を受けやすくなり髪も傷みやすくなるんです」(新井さん)。最近は朝活や朝食ブームなど、早起きして時間を有意義に過ごす習慣が注目されているけれど、時間に余裕を持って起床すれば朝シャンにも最適な環境を与えてあげることができるよう。
朝シャンをしている人の中には、翌朝シャンプー剤とトリートメントで髪を洗うから夜はお風呂に入らなかったり、髪を洗ったりしない!という人も少なくないと思うけれど、夜に髪を洗わず汗や皮脂をそのままにしてしまうと「常在菌が繁殖し頭皮が臭くなる原因にもなる」(同)そう。とはいえ、朝晩ともにシャンプー剤やトリートメントを使うのは洗いすぎで髪にダメージが…と抵抗がある人が多いはず。そういう時には、上手に“ぬるま湯洗い”を組み合わせるのがオススメ。
ポイントを押さえれば水洗いでも髪や頭皮が臭う心配はないそうで、新井さんに正しい方法を教えてもらった。「まず、髪を濡らす前に頭皮からしっかりとブラッシングします。そうすることで頭皮の汚れが落ちやすくなります。そうしたら、34〜36度のぬるま湯で髪全体を濡らします。頭頂部から頭皮をマッサージしながらシャワーをあてて、常に汚れが流れるようにシャワーをあてながら洗うのがポイントです。横、後頭部、うなじと上から下へマッサージしながらシャワーで洗い流します。髪の毛は手ぐしをとおしながら、根元から毛先に向けて流し、最後に全体を流すようにしましょう」(同)。
いくらオシャレな洋服を着てメイクがバッチリだったとしても、頭皮が臭ったり、潤いのないゴワついたりした髪の毛では好感度もガタ落ち。朝シャンの極意を押さえて、愛されヘアを目指そう!
ヘッドスパニスト・毛髪診断士 新井悠子さん
ヘッドスパ専門店ワヤンプリのチーフヘッドスパニスト・毛髪診断士。多くの頭皮と髪の悩みを熟知し、お客様ごとに異なるトラブルに細やかに対応する高い技術と、柔らかな接客が人気。