肌に残ってしまったニキビ跡は、どうにかして消したいものです。ここでは、ニキビ跡を消すための美白成分と、使用する際の注意点についてご紹介いたします。
ニキビ跡を消すために有効とされる美白成分の作用は、大きく分けて3種類に分けられます。
1つ目は、メラニンの還元作用を持つ美白成分です。
メラニンによる色素沈着を緩和するだけでなく、メラニンの生成も抑えることから、多くの美白化粧品に配合されています。ただし、高い効果が期待できる分、白斑などの副作用が出ることもあるので、用法をきちんと守るなど使い方には注意が必要です。
引用:スキンケア大学
2つ目は、メラニンが作られる過程で作用し、メラニンの生成を抑制してくれる美白成分です。中には、ニキビ跡を治しやすい環境へ導いてくれる成分もあるようです。
化粧品に含まれるのは、トラネキサム酸の誘導体「m-トラネキサム酸」です。メラニンの生成を抑えるだけでなく炎症を抑える効果もあるので、ニキビ跡と現在進行形のニキビの両方に効果を期待できます。
αとβの2種類があり、以前はβアルブチンが多用されましたが、最近はより効果の高いαアルブチンが注目されています。メラニンの生成を阻止する作用もあります。
メラニンの生成を阻止する効果はアルブチンよりも高く、成分表示は「4-n-ブチルレゾルシノール」となります。
引用:スキンケア大学
そして3つ目は、メラニンの還元作用も抑制作用も併せ持つ美白成分です。
ハイドロキノン:お肌の漂白剤とも言われるほど美白効果が高いだけでなく、メラニン生成も阻止してくれる優れものです。引用:スキンケア大学
このように、美白成分にはさまざまな種類があります。種類によっては肌に合わない可能性がありますので、使用前にパッチテストをすることをおすすめします。
美白成分はさまざまな効果が期待できる反面、使うことでトラブルを招く可能性もあります。成分の効果や特徴などをしっかりと把握した上で化粧品を選び、使用の際には、まず二の腕の内側などに塗って24時間様子を見るパッチテストを行いましょう。自分のお肌に合うかどうかを見極めることが、トラブルの回避につながります。引用:スキンケア大学
美白効果の強い成分は効果が高い分、肌へ強い刺激を与えてしまうこともあるようです。美白成分を使用して肌に異常を感じたら、早めに医療機関で治療してもらいましょう。どの成分を使用したらよいかわからない場合も、一度相談してみるとよいでしょう。
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