このお話は作者ポケットさんに寄せられたエピソードをもとに再構成し漫画化しています。
■これまでのあらすじ
夫とその交際相手である綾乃によって、息子のゆうたと離れ離れにさせられてしまったさくらは、1日でも早くゆうたを取り戻すため審判を申し立てることに。夫側はさくらがゆうたと綾乃に乱暴な行為をしたとして、監護権にふさわしくないと主張するが、さくらは自らの潔白と、夫と綾乃の関係を裏付ける証拠を叩きつける。分が悪くなったため体調不良を理由に部屋を出て行こうとする夫。ここで審判が終わってしまえばまた数ヶ月ゆうたと会えず、その間にゆうたに危険が及んだら…と思ったさくらは、「連れていったもの勝ち」の現状がとにかく悔しくて…。しかし、夫が部屋から出て行こうと扉を開けたときゆうたが偶然通りかかり…、さくらは反射的にゆうたに駆け寄ってしまうのでした。
■ママといっしょがいい!追い詰められた夫が審判の途中にもかかわらず退出しようと扉を開けたそのとき、ちょうどゆうたが通りかかりました。そこで私は夢中でゆうたに駆け寄ってしまったのです。
ゆうたは待機室で裁判所の職員と待っていたようですが、トイレに行くために廊下に出ていたようでした。
夫はすぐさま、ゆうたに帰ろうと促します。
しかし息子の返答は…、「ママといっしょがいい」というものでした。
■息子の言葉に腹を立てた夫は…?ゆうたの「ママといっしょがいい」発言に憤慨した夫は、許し難い行動をとりました。
息子を無理やり引きずるように連れて行こうとしたのです…。
慌てて裁判所の職員の方が夫を押さえ、私やゆうた、職員の方にも暴れた夫は別室へ連れていかれました。
その後も廊下には夫の怒鳴り声や暴れる音が響き渡っていました…。
(にしやまポケット)