昔から香辛料が薬がわりに使われてきた歴史があります。そのなかには、美容や女性特有の悩みにうれしい効果が期待できるものも。キレイの源を食事に取り入れてみませんか?
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ターメリック(デトックス)ターメリックはカレーに欠かせないスパイスで、日本人には「ウコン」という名で昔から親しまれています。ライスの色づけに使われることもあるほど、強い黄色が特徴です。
ターメリックには肝機能をアップさせる効果があるといわれ、これがデトックスにつながるのだとか。また、抗酸化作用も高く、エイジングケアに取り組む女性におすすめのスパイスです。
サフラン(女性特有の悩みに)サフランもライスの色づけに使われるスパイスで、この黄色の色素が眼精疲労や肩こりなどに効果を発揮するといわれています。
また、インドでは昔から、生理痛や更年期障害など、女性特有の悩みに使われてきました。ただし、子宮を収縮させる作用もあるので、妊娠中には摂取しないほうがいいようです。
シナモン(代謝アップ)チャイやアップルパイなどにも使われているシナモンには発汗作用があり、冷え性の改善や代謝アップが期待できるそう。ほかにも、抜け毛予防や美肌など、美容にうれしい働きも注目されています。紅茶にもコーヒーにも合うので、ティータイムに取り入れたいですね。
フェンネル(むくみ解消)フェンネルは「ウイキョウ」ともいわれるセリ科の植物。さわやかな香りが特徴で、魚料理との相性も抜群です。
消化を助ける働きがあり、胃もたれや便秘解消のときにはフェンネル茶を飲むといいといわれています。また、利水効果や発汗作用もあるので、むくみの解消に効果的です。
クローブ(抗酸化作用)クローブは「丁子」ともいわれ、ハンバーグなどの肉料理に用いられるスパイスです。抗菌作用が強く、ニキビにも効果があるのだとか。また、さまざまな抗酸化物質が含まれており、老化予防の救世主として注目されています。
今回紹介したスパイスは、子どもにも比較的食べやすいものですが、年齢や量によっては下痢などの症状を引き起こす可能性もあります。子どもに与えるときには気をつけましょう。
(藤井蒼)