もはやペット！　「ルンバ」の“気持ち”がエッセイに

　家事の時短アイテムとして、ヒット中のロボット掃除機「ルンバ」（アイロボット社）。掃除ロボットのパイオニアとして支持されているルンバだが、部屋のあちらこちらを動き回る姿から、日本では名前をつけ“ペット”感覚で接する人が続出、その愛らしさも人気の秘密とされてきた。そんななか、ルンバの目線に立った初のフォトエッセイ『ルンバの気持ち　今日もクルクルおそうじ中。』（GB出版）が7月28日に発売。ひたむきに働くルンバの“胸の内”が覗ける1冊になっている。

　知らぬ間に部屋中を動きまわっていたり、昼夜問わず掃除し続けたり…。キュートな動作や健気な姿に愛着を持ち、一部では家族同然の扱いをされているというルンバ。ネット上では、自宅からの逃走や飼い猫とのバトル映像など、関連するさまざまな“ニュース”が報告し合われ、話題を集めていた。

　それらの現象をヒントに誕生した同書は、ある家庭にやってきたルンバを主人公に、1〜6章までのストーリー仕立てで展開。家族の一員としてペットの猫と仲間になったり、女の子の人形に恋をしたり…遭遇するさまざまな出来事を、ルンバ目線のつぶやきと写真で紹介する。

　「目の前を一歩一歩。それが一番の近道。」、「君が喜んでくれたら、僕は幸せ。」など、一途に働くルンバの言葉は、思わずハッとさせられるメッセージばかり。同書の登場で、ますます愛される存在になりそうだ。

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2014-07-22