ムダをなくす“サルベージ料理”のススメ

傷みやすいトマトは、冷凍しておくと長持ち&調理も便利!「夏野菜のひんやり冷製トルティーヤスープ」 (25日=デルソーレ・キッチン 親子で小麦ごはん教室イベントで披露)

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傷みやすいトマトは、冷凍しておくと長持ち&調理も便利!「夏野菜のひんやり冷製トルティーヤスープ」 (25日=デルソーレ・キッチン 親子で小麦ごはん教室イベントで披露)
 足がはやい生鮮食品や買いだめし過ぎた加工品など、誰にでも食べ時を逸した食品をゴミ箱へ送った心苦しい経験がある人は多いはず。そんな失敗を繰り返さないためにも注目したいのが、家庭で残りがちな食材を余すことなく使い切る“サルベージ料理”。「食材の調理方法を変える」、「(加工品などは)食材を分解して考える」ことで廃棄を減らすだけでなく、調理時間の短縮にも役立つという。

◆食べられるのにゴミ箱へ… 家庭での食材廃棄は年間約400トン

 NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で描かれた“始末の料理”のように、もったいない精神が宿る日本では、ムダを出さない調理が古くから親しまれてきたものの、時代の変化でその意識が薄れつつある。農林水産省によると、食べられるのに捨てられてしまっている食材は年間500〜800万トン。その約半数の食材が一般家庭で廃棄されているとか。

 そんな現状を打破する試みとして、2013年7月より実施されているのが、「サルベージ・パーティ」というソーシャルアクション。“サルベージ=救い出す”という意味の通り、家庭で余った食材を持ち寄って楽しみながら家庭の食品ロスを見直すというもので、同プロジェクトの代表を務める平井巧さんは、その活動を通してサルベージ料理を家庭に浸透させる活動を行っている。

 食材を最後まで使い切るポイントは“調理方法を決めつけないこと”、“食材の成り立ちを考えること”の2点。「例えば、おつまみとして食べることが多いサバ缶は、大きく分解すると魚、油、塩分ですが、これにレモン汁など酸味を加えるとドレッシングになります。同様にピクルスは、マヨネーズと和えてタルタルソースに。パンのお供のジャムは、牛乳などと混ぜてアイスの味付けにというように、ポイントを押さえるだけでレパートリーがグッと広がっていくんです」(平井さん)。

◆そぼろがコロッケの具に!? 時短もできるサルベージ料理

 この考え方は調理の時短テクとしても活躍。例えば、傷みやすい生のトマトは、そのまま冷凍庫で凍らせておけば日持ちするだけでなく、使用する時に水にさらすだけで簡単に皮をむくことが可能に。余りがちなトマト缶は一度簡単に味付けしてスープを作り、製氷器でキューブ状にして保存しておけば、便利な調味料に早変わりする。「お魚の佃煮は、混ぜご飯やパスタの具、水でもどしてアンチョビ風に使っても良いですね。鶏や牛などのそぼろの佃煮はコロッケに使うとか、加工品って実は調理時間の短縮にもピッタリなんです」(同)。

◆素材をおいしく使いこなす方法は、子どもの食育にも

 また、ムダを出さない料理法は食育にもバッチリ。25日に実施された、ピザや小麦生地の老舗ブランド・デルソーレとのコラボイベント『デルソーレ・キッチン 親子で小麦ごはん教室』では、この時季に余ってしまいがちな夏野菜を使用したレシピに親子で挑戦。アレンジ料理に役立つトルティーヤの生地を活用して、キッシュとスープを作り上げた。参加した母親たちは、「わが家でも食材を持ち寄ってホームパーティーをよくやるんですが、積極的にお手伝いをさせて食の大切さを学んでくれたら嬉しい」、「日々の生活に役立てていきたい」などと口をそろえていた。イベントに携わった同ブランド担当者の長谷川嘉孝さんも、「一緒に作って食べることができる小麦ごはんには、食育というテーマが根底にあるんです。どんな具材とも相性が良い食べ物だと思うので、少しでもフードロス解決のお手伝いができれば良いですね」と話した。

 「料理だけでなく、買い物に行く時は家にあるものを把握してから出かける、冷蔵庫の整理整頓のルールを作るというように、生活の見直しも食材を使い切るテクニックになると思います」(同)。飾りすぎないシンプルな生き方が注目される昨今、食事のムダも省いてみては?


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