夏衣類も要注意! 虫食い被害を阻止する衣替え術

虫食い被害を阻止する衣替えのポイントは…?

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虫食い被害を阻止する衣替えのポイントは…?
 季節が移り変わり、本格的な秋がいよいよ到来。久しぶりに秋冬の服を引っ張り出してみると、虫食いの穴が…。実は衣類の虫食い穴、夏服も要注意なんだとか。衣類害虫の研究・対策を行っている専門家に、虫食いが起こりやすい環境や防虫対策についてうかがった。

 答えてくれたのはエステーR&D部門研究グループの成定直幸さん。まずは衣類を食べる諸悪の根源について伺ってみると、一般的に言われている衣類の害虫は、4種類も存在していることが判明! 「幼虫のサイズは5〜10mmで、実は目に見える大きさなんです。衣類を食べているのは、この幼虫なんですよ」(成定さん・以下同)。これら害虫を育ててしまう原因のひとつは、衣類の保管環境。現代の家庭はエアコンなどを使って過ごしやすい温度を維持しているけれど、この“過ごしやすい環境”は虫にとっても同じこと。「気温20〜25℃、湿度60%程度の、人にとって快適な環境が、衣類の害虫被害が起きやすいんです」。

 また、虫食いと言うとセーターやコートを想像しがちだけど、夏物衣類も要注意。害虫は毛皮、絹、ウール、カシミヤなどのほか、夏の衣類に使われる綿や麻も大好物なんだそう。さらに、春から夏の間に活発になるうえに、成虫は飛ぶことができるため、洗濯物についてきたり、開け放った窓から入ってきたりすることも…。特に害虫の「ヒメカツオブシムシ」は白色に反応する性質があるため、外干ししたシャツ、サマーセーターなどにくっつきやすく、それに気づかぬまま衣類ケースにしまってしまう…ということもあるんだとか。

 意外と害虫リスクが潜んでいる夏物の収納。衣替え前に衣類を必ず洗濯やクリーニングを行うことは大切で、これだけで衣類に付いた害虫の卵を取り除くこともできるんだそう。「洗濯できない衣類はアイロン掛けを行なえば、洗濯と同じ効果があります。また、衣類はしっかり乾燥させましょう。雨や曇りなど天気の悪い日に衣替えを行うと、衣類と一緒に湿気もしまい込むことになるので、晴れた日に実施してくださいね」。汚れた衣類をケースにしまうのは論外で、汗や皮脂、食べこぼしなどの汚れを栄養源として、害虫が成長してしまうので注意を。

 また、クリーニング店に洗濯を依頼する場合は、戻った時に付けられているビニールカバーを必ず外すこと。「あれは持ち帰るまでの汚れ防止で、衣類に湿気がこもっている場合があります。そのままにしておくと、通気性が悪いため湿気がこもり、カビなど衣類にトラブルが発生する可能性がありますよ」。

 保管場所も重要で、「ホコリの中に卵を産み付けることもありますので、清潔な収納場所に保管することが大切。また、防虫剤の効果を充分に発揮させるためには、引き出し、洋服ダンス、クローゼットなど、密閉性のある収納容器や空間に衣類を収納してください。オープン収納の場合は、ホコリよけも同時にできるカバータイプの防虫剤がおすすめです」とのこと。

 防虫剤の力を最大限に活かすためにも、衣類用ケースの中は“詰め込みすぎない”こともポイントだとか。これから春夏衣類を収納する人はぜひ参考にして!

【PROFILE】成定直幸さん エステー

エステーR&D部門研究グループに所属する防虫剤・空気ケアのスペシャリスト。主に消臭芳香剤の薬剤開発、および効果や効能の検討を担当し快適な暮らしを提案している。そのほか、よりよい生活を提供するため新しい素材や技術など、さまざまな研究に携わり幅広く活躍。


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