少し前にアマニ油やえごま油が健康油としてブームになりました。これらの油には、“オメガ3脂肪酸”という成分が多く含まれており、これが脳の神経組織の材料となるため「認知症に良い」と言われだしたからです。
でもこのオメガ3脂肪酸、アマニ油やえごま油でとるのもいいですが、今が旬の青魚、さんまや鮭、さばなどに豊富に含まれています。この時期に、積極的に食べたいですね。
鮭はとくに使いやすい魚だと思います。塩焼きやムニエル、ちゃんちゃん焼きなどレシピは豊富にありますが、私は麻婆豆腐のお肉の代わりに鮭をよく使っています。
意外かもしれませんが、鮭と豆腐と中華の組み合わせ、合いますよ!
■鮭の麻婆豆腐レシピ制作:管理栄養士 長 有里子
<材料 2人分>木綿豆腐 1丁(300〜350g)
鮭(甘塩) 1切れ
にんにく 1かけ
生姜 1かけ
長ねぎ 1/2本
水 200ml
A 醤油 大さじ1
A 味噌 大さじ1
A 豆板醤 小さじ1/2
B 片栗粉 大さじ1
B 水 大さじ1
ごま油 適量
<作り方>1、鮭はアルミホイルをしいたトースターで火が通るまで焼く。
2、にんにくはスライス、生姜は細切り、長ねぎは小口切り(丁寧にするなら、どれもみじん切り)にする。
3、ごま油を熱したフライパンで(2)を炒める。焼いて皮をとった鮭を入れ、ほぐしながら炒める。
※取り除いた皮は、再度トースターで焼き、カリカリにすると、おいしくコラーゲンがとれます。
4、水とAの調味料を入れ、角切りにした豆腐を入れてひと煮立したら、Bを合わせた水溶き片栗粉を少しずつ入れてとろみをつける。
サラサラ血液へ導いたり、アレルギーの緩和に役立つと言われ、ほかにもその良さが取り上げられているオメガ3脂肪酸。胎児の脳の発育に良い影響を与えるという報告もでてきています。妊娠中の栄養として、ぜひ覚えておきたいですね。
(長 有里子)