結婚式の総額費用、全国平均343.8万円　6年間では約41万円増

　2011年度の結婚式費用は全国平均で343.8万円となり、6年前と比較すると約41万円増えていることが、リクルートマーケティングパートナーズが18日に発表した『ゼクシィ結婚トレンド調査2012』でわかった。昨年度の調査では東日本大震災の影響により東北・北関東の調査は実施しておらず、全国平均の算出は2年ぶり。一昨年の全国平均費用325.7万円と比較すると、18.1万円増加していた。

　ご祝儀総額は平均226.3万円となり、前回調査（2010年度）より2.5万円増。招待客の人数は平均73.7人で前回と同程度だったが、招待客1人あたりのパーティ費用は変わらず増加傾向にあり、今年は過去最高となる5.4万円だった。また、招待するゲスト人数の分布は「80〜90人未満」が最も多かった。

　昨今の結婚式は、昨年に引き続き“つながり”を意識したものが人気だという。それに加え新郎新婦の生い立ちを紹介する演出も増加。発表会見に出席した、ゼクシィブランドの伊藤綾編集長によると「演出では“親からのベールダウン”が2年前から急上昇して人気」。2011年に発表した首都版には既に支持されている傾向だったが、全国でも広がりを見せ全体の43.9%（前回調査23.2%）のカップルが実施している。このように「新たな演出がトレンドとして急激に支持されるのは非常に珍しい」という。

　同調査は1994年から毎年発表しており今回で18回目。今回の対象期間は2011年4月から12年3月で、この間に挙式または披露宴・披露パーティを実施した『ゼクシィ』読者6840人を対象に、4月23日〜6月1日の間に実施している。

2012-10-18