声が老けていると損をする? 声のエイジングチェック法
2013-05-08 19:09 eltha
同プロジェクトは自分の声に自信がある人の中から「声を褒められたことがある」「声の通りが良い方だと思う」「一度言ったことをあまり聞き返されたことがない」などの要素・経験を持つ人を“モテ声”、自分の声に自信がなく、「他人に声が暗いと言われたことがある」「声にハリがなくなったと感じる」「サ行、あるいはラ行が言いにくいと感じる」などの要素・経験を持つ人を“老け声”と定義している。
20〜50代の働く男女824人に行った調査では、モテ声の人の「異性から告白された人数」は平均5.09人だったのに対し、老け声の人は同2.26人。「結婚している・恋人がいる」と答えた人はモテ声が78.6%、老け声は64.6%で、“リア充度”は老モテ声のほうが高かった。また、「現在の職場で役職がついている・管理職である」と答えた人はモテ声が31.2%、老け声が23.3%で、仕事の面でも違いがあったという。
ボイストレーナーの秋竹朋子さんはこの結果について「声がよく通り響く、説得力がある声は、圧倒的に仕事で有利だと確信しています。しかも、年収が良い人が声が良い割合が多いのです」とコメント。「近年では日本でも当たり前のように、欧米と同じくトップビジネスマンが老け声にならないようにトレーニングや声のケアをしています」とコメントしている。
そう言われると、自分の声が“老け声”なのか気になる人は多いはず。それを簡単にチェックする方法がある。下記の文章を声に出して読み、詰まってしまったり不明瞭になってしまう人は「老け声」の可能性が…。
「佐々木さんと鈴木さんに、もろもろのことを取り沙汰される」
「サ行は、摩擦音といって声を出す時とても強い息を出します。発声が弱かったり、息に瞬発力がないと、聞き取りづらく聞き返されてしまいます。一方、“もろもろ”は唇を開け閉じする“マ”行と、舌を1番良く動かす“ラ”行。表情筋が動かず固いと発音もしにくく、顔のたるみにもつながります。舌の動きが悪いと滑舌が悪く、頼りない、聞き取りにくいなど、言葉の不明瞭さは“老け声”の要素となります」(秋竹さん)。
“老け声”の人は、声や気管支などの病気でない限り「間違えた声の出し方が習慣になってしまっただけ」という人が多いんだとか。毎日の会話で滑舌や声量を意識し、実践することが、好印象なモテ声を手に入れる秘訣のようだ。