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個性豊かな“ご当地かき氷”続々

2015-08-13 11:30 eltha

 夏のひんやりスイーツとして、人気のかき氷。最近は“進化系”呼ばれる新感覚のかき氷が続々と登場し話題を集めているが、各地域の特性を活かした“ご当地かき氷”も近年盛り上がりをみせているという。そんな中、全国からこだわりの一杯を集めた『ご当地かき氷祭』が、埼玉・越谷市のイオンレイクタウンで12日よりスタート。バラエティに富んだかき氷が一堂に介す同イベントで、早速ご当地かき氷の世界を覗いてきた。

栃木県のかき氷Shop LOVE’Sは、日光の天然氷を使用したかき氷を提供 (左から)フルーツ、特製いちご果肉入とちおとめミルク、キャラメル

栃木県のかき氷Shop LOVE’Sは、日光の天然氷を使用したかき氷を提供 (左から)フルーツ、特製いちご果肉入とちおとめミルク、キャラメル

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 ご当地グルメ研究会の松本学代表取締役によると、地域性のあるかき氷が注目されはじめたのはここ数年のこと。「各地域ならではの食べ方は元々ありましたが、最近は新しい商品開発に積極的な地域も増えてきました」というように、特にこの1〜2年はかき氷ブームと共に熱気が高まっている。そんな中、2013年にスタートしたのが同イベント。3回目の今年は、8店舗から30種類以上のかき氷がラインアップ。北は北海道から南は沖縄まで、選りすぐりのかき氷が集結した。

 特に氷へのこだわりが光ったのは、栃木県の「かき氷SHOP LOVE’S」。100年以上続く老舗の氷室・松月が時間をかけて作り上げた日光の天然氷は、ふわふわ食感と優しい口どけが特徴。シロップに栃木のブランドいちごを使用した『特製いちご果肉入とちおとめミルク』は、凝縮した味わいながら氷が軽くペロリと食べられてしまう。北海道の「駒ケ岳牛乳ピカタの森」では、函館三大牛乳と呼ばれる駒ケ岳牛乳を凍らせた“ミルク氷玉”を使用。ミルクのコクを感じながらも、一瞬にして口の中から消えていく新食感は後を引くおいしさだ。

 氷はもちろんだが、やはり個性が出たのは具材やシロップ。地元からの出店となった「越谷市物産展示場」は、名産の越谷産いちごを使用。旬の時期に凍らせたいちごをまるごと削った『いちご雪』は、果汁100%のジューシーなおいしさが口いっぱいに。ご当地かき氷研究所が展開するセレクトショップでは、和歌山県が生産量No.1を誇るみかんや、長野県で栽培が盛んなトマトをシロップに使用。トマト味のかき氷には好みで塩をかけ、そうすることでほのかに甘味がアップする。

 そのほかにも、かき氷とおでんを一緒に食す静岡県、シロップの変わりに酢醤油をかけて食べる山形県など、食べ方に文化や個性が出る地域も。また今回は、ご当地以外にも凍らせた果汁やミルクを削る“氷玉”で話題の台湾式のかき氷や、米・アラスカの流氷を使用した貴重なかき氷など、海外の味が楽しめるブースも軒を連ねた。

 「ご当地かき氷人気はじわじわと広がっています。製法なども進化しているので、これからさらにおもしろいかき氷が登場して盛り上がっていくかもしれませんね」(松本さん)。同イベントは、12〜18日まで同所で開催。1年の中でも特に暑いこのシーズン、ご当地ならではの味を食べに出かけてみては?

【特集】個性溢れる“ご当地かき氷”の世界



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