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清水GK・権田修一「実は、夫婦喧嘩すごくします」、ベストではなくベターを探る”家族との距離感”

2023-03-27 18:30 eltha

 サッカーW杯カタール2022日本代表、Jリーグ清水エスパルス所属のゴールキーパー・権田修一選手が、その年を代表する”お父さん”を表彰する『スーパーダディアワード2022』を受賞。受賞に際して家族への想いを聞くと、「ゴールキーパーの妻って、しんどいと思う」と本音を明かした。

権田修一選手とご家族

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■大胆だけど要所はおさえる、妻のポジションは”ディフェンス”

ーー権田選手が父親として大切にしていることは何ですか?

「僕は今、小学3年生の息子がいる父親なのですが、子どもと一緒に成長させてもらっていると感じています。それと同時に、今息子は9歳で、これから先何年一緒に遊んでくれるかわからないですし、逆に、何年親子としてしっかり関係を築けるか、わからないのですが、とにかく今、この時間というものを大切に、子どもと常に接するようにしています」

ーー権田選手がサッカーチームの監督だとしたら、ご家族のポジションは?

「うちの妻はディフェンスです。チャレンジするときは大胆なんですけど、気を配って必要なところを押さえてくれる。息子は逆に、本来はバリバリフォワードでいてほしいですけど、今はサイドハーフくらいかなと。少し保守的なところがあるので、もう少しアグレッシブに先を考えずに突っ込んでいってほしいと思うときはありますね」

ーーゴールキーパーのポジションは、ご家族にどう作用していると思いますか?

「ゴールキーパーの妻って、結構しんどいと思うんです。キーパーは、ゴールするのではなく、基本的にゴールをされるほうじゃないですか。止めることはあるけど、ゴールをすることがないので、思いっきり喜ぶことができない。試合が終わってやっと気が休まるみたいな…。ですので妻は、サッカーを始めた息子をキーパーから遠ざけようとしているようです(笑)」

■「実は、夫婦喧嘩はすごくします」

権田修一選手とご家族

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ーー夫婦仲良しの秘訣を教えてください。

「実は、夫婦喧嘩はすごくします。喧嘩というか、僕も妻も二人で言っているのが、逆に喧嘩しない方が怖いよねと話しています。僕はこう思う、妻はこう思うとズレていくから喧嘩になるじゃないですか。そもそも生まれたときは、他人で家庭環境も違えば育ってきた流れも違うので。妻とは16歳の時から一緒にいるので、人生のもう半分ぐらい一緒にいるんですけど。お互いのことを分かってるにしても、やはり違う人間なので、違う考えになることは当然ある」

ーー何か思うことがあれば、言葉に出して伝える?

「言わずに我慢しているほうが、よっぽど仲良くないんじゃないって妻とはいつも話しています。妻も何かあったら言ってくるし、それに対して僕も納得できればうんって言うけど、いや、それ違うと思ったら、『違うんじゃない』って言う。でも、解決しようっていう気持ちだけは持っていようと決めています」

ーー喧嘩すると、お互いどのような状況になりますか?

「一度喧嘩すると、2〜3日は喧嘩しっぱなしになります。喧嘩している間に、お互い考えるじゃないですか。そこで、お互い考える作業が大事だなと思っていて。妻がこう言ってる。それについて僕も考える。お互いにとってベストじゃなくても、ベターを探すようにするかもしれないです」

■「どっちにするんだ」学生時代、父からの言葉がスイッチに

スーパーダディアワードを受賞した、J リーグ清水エスパルス所属・権田修一選手

スーパーダディアワードを受賞した、J リーグ清水エスパルス所属・権田修一選手

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ーー権田選手が、父親から学んだことは?

「一生懸命やることですね。何事もやるって決めたらやるっというのは、父から言われてきたこと。両親は僕に勉強もして欲しかったところもあったんですが、僕はサッカーにのめり込んでいきました。学校のテストの点数が少し悪かった時があって、その時に言われたのは『将来どうする?』ってことでした。サッカーやるんだったら、もう本当に一生懸命やりなさいと。だったら、もうこのテストはある程度目をつぶってあげる。ただ、もうサッカーを中途半端にやるんだったら、塾に行ってちゃんと勉強も出来るようにしようと言われたことがありました。父に『中途半端はよくない、どっちにするんだ』と言われ、僕は『サッカー頑張る』って言って…。そこで自分の中でスイッチ入った感覚があったんです」

ーー息子さんには父としてどんなことを伝えていきたいですか?

「父から学んだことをそのまま息子に当てはめるのも難しいなと思いつつ、僕としては、今はとにかく目の前にあることを大切にしてほしいと考えています。宿題だったら宿題。ゲームだったらゲーム。鬼ごっこだったら鬼ごっこ。今、目の前にあることに集中するのが大切だと思うようなことを僕は息子にはいつも伝えていると思います」



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