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死産、難病を乗り越えて・・・間下このみが壮絶出産本を出版

2007-11-14 06:00 eltha

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 女優で写真家の間下このみが、「坑リン脂質抗体症候群」を乗り越え今年3月に待望の第一子を出産するまでの過程を綴った書籍『ママになりたい…/たまご日記』が、明日15日(木)から店頭に並ぶ。死産を経て、やっと授かった“第二子”も今度は難病「坑リン-」で出産は困難という試練が。子供を産むこととは、母親になることとは――。「私が坑リン患者だと公表したならば・・・病気を知る人が増え、治療を受け、流産や死産をしないで済む女性が増えるかもしれない」。間下は自分の病気の公表、そして闘病の過程を記すことを決意した。

 1980年代に国民的子役スターとして活躍した間下は芸能活動休止後、写真家になるための海外留学を経て2004年6月に11歳年上の一般人男性と結婚。翌年12月に妊娠が判明したが、06年5月に死産という悲劇を迎えてしまう。そして同年8月に再妊娠がわかったのも束の間、今度は間下自身が「抗リン-」という難病に冒されていることが判明、医師からは「出産のリスクはかなり高い。無事に出産できる確率は五分五分」と診断された。

 坑リン-は自分の血を固めてしまう病気で脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすく、原因は不明。治療法も確立されておらず、流産や死産を繰り返す女性は知らないうちにこの難病を患っている人も多いという。自ら克服することで全国の同じ病気で悩む人を力づけられれば・・・新しく宿った命は「前回の子の生まれ変わり」と間下は投薬治療を開始、そして希望の光が差し込んでいく。

 出産予定日より約1ヶ月早い今年3月16日。帝王切開で無事誕生した我が子を見た間下は「やっと、会えたね。やっとママになれた」と大粒の涙を流した。

 抗リン-をはじめ、胎児をうまく育てることができず、流産・死産を繰り返してしまう女性を総称して「不育症」と呼ぶ。ただし治療法がまったくないというわけでもない。間下は「まずは、病気を発見することが大切」と同書の出版にあたり不育症の認知、意識向上を訴える。

 同書では間下の夫が“ゆう”名義で綴った日記も収録。今月18日(日)には東京・紀伊国屋書店新宿南店で記者会見を開催、自身の口で抗リン-の認知度向上を呼びかける。
間下このみ 

間下このみ 

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