一青窈の名曲「ハナミズキ」が映画化、新垣結衣と生田斗真で10年愛を描く
2009-11-06 04:00 eltha
一青窈の名曲「ハナミズキ」をモチーフにした純愛映画が、女優・新垣結衣主演で製作されることが5日、わかった。すれ違いながらもお互いを思う一組の男女の十数年間を描くオリジナルストーリーで、恋の相手役には生田斗真がキャスティングされた。主人公・紗枝を演じる新垣は「学生時代から10年間相手を想い続ける純愛を演じることは初めての経験です。実は、海外で仕事をする女性も演じるので英語も勉強しているんですよ」と新作への意気込みを語っている。
「君と好きな人が 百年続きますように…」と歌われる同曲は、カラオケなどで歌い継がれ、結婚式ソングとしても人気。2004年に発表されオリコン最高4位、41.3万枚のヒットを記録した。新垣も「多くの方々がこの作品に興味を持ってくれるのではと思い、実はちょっとだけプレッシャーを感じています(笑)」。一青窈も「2人の想いはきれいに咲くのでしょうか。楽しみです」と映画化に期待を寄せる。
演出は『いま、会いにゆきます』(2004年)、『涙そうそう』(2006年)を手がけた土井裕泰監督。「10年にわたるクラシックなラブストーリーの中で、今、輝いている2人が悩み、成長していく様子を純粋に描きたい」と意気込む。撮影は9月26日にクランクインしており、北海道釧路市、東京などで撮影するほか、米ニューヨーク、カナダでの海外ロケも敢行する。
新垣は「撮影は穏やかに進んでいます。人を想う事、想われることの気持ちの強さ・大きさ・温かさを素直に感じてもらえるよう頑張りたい」、生田は「相手を想う気持ちや10年間続く“我慢”を常に大切にして演じています。今まで純粋なラブストーリーを経験したことがなかったので、いろんなことが初めてで、刺激的な毎日をすごく楽しんでいます」と話している。
物語は、高校生の紗枝が、漁師としての家業を継ぐため水産高校に通う康平(生田)と出会い、恋に落ちるところから始まる。紗枝が東京の大学に進学しても、しばらく遠距離恋愛を続けるが、お互いのためを想い、別れを選択する2人。その先には、新しい出会いが待っていた。
紗枝が東京で出会う大学の先輩・北見純一役に向井理、紗枝の母・良子役に薬師丸ひろ子ほか、蓮佛美沙子、ARATA、木村祐一、松重豊などが出演する。2010年夏、全国東宝系で公開。
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