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女子高生が不況を感じる瞬間、“高卒の求人ゼロ件”に落胆

2010-02-20 10:00 eltha

■“不況”を感じた瞬間とコメント一覧


 インターネット音楽情報番組『RANKINGパラダイス』で、全国の女子高生を対象に「女子高生が不況を感じる瞬間は?」というアンケートを実施し、その結果をランキング形式で発表している。トップには【お年玉の減少】が挙がり、前年よりも薄くなったポチ袋に嘆き節。また、続く2位には【学校の就職率の低下】が登場し、「学校に届いている就職の求人件数を先生に尋ねたら、0(ゼロ)と言われた」(北海道/高2)と、かなり厳しい現実と直面している様子で、長引く不況が女子高生たちの将来に大きな影を落としているといえる。

 女子高生が最も不況を感じているのはお小遣いの減少だ。1位の【お年玉が減った】をはじめ、3位にも【お小遣いが減った】が挙がり、親たちの財布の冷え込みは彼女たちの“年始の楽しみ”を直撃し、「毎年1人1万円だったのに、今年は半額…。不況って恐ろしい」(神奈川県/高2)と、如実に実感しているようだ。

 前述の“お財布”事情から一変し、女子高生たちの深刻な悩みが現れたのは2位の【学校の就職率の低下】だ。「高卒の就職内定率の悪化。成績が悪いわけではないのに不採用が重なり、身に染みた」(東京都/高3)という実体験もある。一方で、この春から就活をスタートする学生たちも「先輩達の就職率が低い話をしていると、自分たちも不安になる」(埼玉県/高1)と自身の進路を危惧している。

 また、「今、希望する進路は?」という設問では、1位に【4年制大学】、2位【専門学校】、3位【就職】が並んだ。「将来就きたい職業に必要だから」(埼玉県/高1)や、「不況の時にこそ早く就職先を決めることで、安定している会社を選びたかったから」(富山県/高3)など、上位3つを選んだ理由には、いずれも“就職難を乗り越えたい”という切実な思いが託されている。

 このほか、女子高生が不況を感じる瞬間5位に【親の給料・ボーナスの減少】、7位【親の仕事の時間・日数の減少】など親の雇用環境の悪化が登場。圏外では「学校のトイレの石鹸が薄くなった」(神奈川県/高3)や「テスト用紙が薄くなった」(京都府/高2)など、身近な学校での出来事も多々挙がっている。なかには「学校の先生のテンションが低い。給料日にガッカリしている」(群馬県/高2)と、鋭い観察力で身近な“大人”を見つめている学生もいるようだ。

 家族の雇用安定を願う声や、自身の就職難に不安の色を隠せないなど、女子高達のリアルな悲鳴が集約された今回のアンケート。3月以降は「景気回復」や「就職率の上昇」といった、誰しもが笑顔になれるニュースが、暖かな春とともに訪れることを願いたい。

【調査概要】
調査時期:2010年1月7日(木)〜1月12日(火)
調査対象:合計300名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の現役女子高生)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査





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