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【紫外線対策2013・前編】子どもも男性も日焼け対策を! 「SPF」「PA」の違いとは?

2013-07-13 10:00 eltha

 全国各地で真夏日や夏日を記録するようになり、夏の日差しが感じられるようになっている今日この頃、気になるのは紫外線のこと。今年から日焼け止めの新基準「PA++++」が登場したこともあり、改めて関心を寄せている人も多いはず。日焼け止めの選び方や正しい使い方について、敏感肌用のスキンケアブランド『ノブ』を展開している常盤薬品工業の学術グループリーダー・花野さんにうかがった。

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◆地上に届く紫外線量が増えている!?

 気象庁が先月10日に発表した「紫外線の経年変化」によると、計測を続けている札幌、つくば、那覇のうち、札幌とつくばの地表に到達している紫外線量は1990年代はじめの観測開始以降増加傾向にあり、10年あたり増加率は札幌が4.9%、つくばが5.1%になるという。

「子どもは真っ黒に日焼けして…」という価値観はもはや過去のものとなり、今や気象庁や環境省が紫外線情報や対策マニュアルを発表する時代。ひと昔前は母子手帳に「日光浴」の文字が書かれていたが、紫外線による悪影響が広く知られるようになった今では、この言葉は削除されている。今や、女性のみならず男性も子どもも、積極的に紫外線対策を行った方が良い時代なのだ。

◆SPFとPAの違いは?

 そんな紫外線から肌を守る日焼け止め製品には今年、性能を示す基準に「PA++++(フォープラス」という表記が加わった。とはいえ、日焼け止め商品のパッケージにある「SPF」や「PA」の違いを理解しているだろうか? この違いについて、花野さんに教えていただいた。

「日やけ止めの性能を表す“SPF”と“PA”は、それぞれUVBとUVAを防ぐ機能を表しています。紫外線は波長が短い順にC、B、Aの3種類に分けられ、それぞれUVC、UVB、UVAと呼ばれています。UVCはオゾン層に吸収され地上には届きませんので、日常生活においてそれほど意識することはないと思います」。

 では、UVBとUVAはそれぞれ、どのように影響するのだろう?

 「UVBはお肌が赤くなったり、赤みが引いた後に小麦色に変色するいわゆる“日焼け”の原因になります。UVAはUVBのように炎症を起こすことはないのですが、すぐにお肌を黒く変色させる作用があります。どちらの紫外線も、長期間繰り返し浴びることで皮膚がんの原因になったり、美容的にはシミやシワ、たるみなど“光老化”の原因になります。シワやたるみはもちろん加齢によっても起こりますが、特にUVAによる光老化の影響が注目されています」(花野さん)。

 ちなみに、UVAは窓を通過して屋内にも入ってくるのでご注意を。最近ではUVカットガラスなどもあるが、オフィスや自宅で“窓側が定位置”という人は油断せずに日焼け止めを塗ったり、UVカット機能のある衣類で対策を。



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