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総額420万をかけてコンプレックスを解消 10回の施術から起業した女性「美容整形を努力だという文化を作りたい」

2022-10-06 eltha

 「美容整形を努力だという文化を作る」という目標を掲げ、2019年にミスiDのファイナリストにも選出された川井優恵乃さん(@__youknowme)。現在までに10回以上の美容整形を重ね、その実体験をもとに、美容整形に関する口コミや体験談、悩みをシェアするアプリ「meily」も立ち上げている。自ら起業をして投資家からの資金調達にも奔走したのは、「整形の価値観を変えていきたい」という想いがあったからこそ。そもそも川井さんはなぜ整形をしようと思ったのか。そして、コンプレックスを解消したことによってどのように価値観が変化していったのか、話を聞いた。

整形を重ね価値観に変化「顔でくよくよすることがなくなって人生に一番必要なことに集中できる」

 二重にしたくて高校時代からアイプチをしていたという川井さん。糊が肌に合わず、かぶれたまま強引にアイプチをしていたため、「こんなに痛い思いをするのなら整形で二重にしたほうがいい」と感じたことで整形に踏み切った。

 実際に施術し二重を手に入れた感想は「やっと楽になった」。だが、そこからさまざまな整形を重ねていくうちに、自分の考え方や心情が少しずつ変化していったという。

「コンプレックスを解消していくことで、自分に自信が持てるようになったし、『かわいいと思っていた子たちと同じ土俵に上がれた』という感覚も自分の中ではありました」

 当時は整形をしたことを周囲の友人たちに隠していたが、卒業前に思いきって公表したところ、予想外の反応が返ってきた。

「意外にもみんな普通の反応だったんです。だから、もっと前から言っておけばよかったなって思いました。整形への後ろめたさとか先入観とかも、そこから持たなくなりましたね」
 川井さんはこれまでに総額420万円を費やし、10回以上の施術を重ねてきた。そのなかで、もっとも見た目に変化を感じられた整形は“鼻”だという。

「特にコンプレックスはなかったんですが、美容整形の事業をやっているので、ちょっとでも良くなるのなら体験してみようと施術を受けたら、思ったよりも変わりました。『コンプレックスがなかったのにこんなに変わるんだ』って、すごくびっくりしました」

 変わったのは顔だけではない。自身の恋愛観や仕事観、そして人生観にも大きな変化があらわれた。

「外見とか自分にはもうたっぷり注力したので、仕事に振り切れるようになりました。顔でくよくよすることがなくなったんです。昔は一刻も早くコンプレックスを解消したくて、整形をするためにバイトをしてお金を貯めることに必死でしたが、今はその悩みがなくなった分、自分の人生にとって一番必要だと感じる仕事に集中できています」

日本にいまだ残る整形へのタブー視も「若者世代の価値観は変わってくる」

 整形をする際に、事前に知っておきたい情報がたくさんあったという実体験から、美容整形・美容医療の口コミや予約ができるアプリ「meily」を立ち上げた川井さん。自身の整形を公表した理由もそこからつながっている。

「サービスを広めるためには、自分自身が整形をした理由などを公表することが大切だと思ったんです。そのほうが、同じような考えを持った人や体験をした人が協力者にもなってくれるかなって。現在は登録者も累計で10万人を突破したので、本当に有り難いです」

 整形すると顔が不自然に見えるといった意見もあるが、そういった声に対しては「結局は自分が納得さえしていればそれでいい」と考えている。
「不自然になるくらいの変化を自分が求めているのであれば、他人にどう思われようが関係ないかなと。自分で好きな髪型を選ぶのと同じように、自分の顔のパーツをどうしようと、他人には関係ないでしょって思ってしまいます」

 川井さんは現在、整形をしたい人が自分に合ったクリニックを探し出すために、「より良いマッチングができるようなプラットフォームを作っていきたい」という強い思いがある。

「ただ、医療行為なので失敗することもあるというのは患者さん側にも認識してほしいし、そのリスクを承知した上で手術を受けることが必要です。ドクター側も何かあった際には最後まで責任を持って、ちゃんとアフターケアをしてほしいと思います。だから、アフターケアをしてもらえるのが当たり前になっていくような環境を作っていきたいです」

 日本ではまだ整形がタブー視される風潮も残っているが、韓国や中国は整形に寛容。その理由は「その国で人気のある人が整形を公表しているから」と川井さんは主張する。そして、そこが変わらない限りは厳しいという想いもある。

「ただ、今の日本の若者に影響力のある人って、芸能人よりもYouTuberやインフルエンサーになってきていて、そういう人たちは整形を公表する人も増えてきています。だから、上の世代は無理かもしれませんが、若者世代の価値観は変わってくる気はしています」
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