ホーム 子育て > 園児の行動に「うちの子が馬鹿にされた」保護者が激怒、SNSでは「過保護」「理解できる」と様々な声

園児の行動に「うちの子が馬鹿にされた」保護者が激怒、SNSでは「過保護」「理解できる」と様々な声

2022-11-24 eltha

『保育園で起きたトラブル』

「保育園で起きたトラブル 新人保育士編」/たぷりく(@taprikoo)

 過酷な労働環境とともに保育士を悩ませるのが、保護者との関わり方だ。安心・安全な保育を最優先するなかで、思わぬ部分で誤解やすれ違いが生じ、トラブルに発展するケースも少なくない。そんな中、元保育士の女性が描いた「父親vs新人保育士」のエピソードにもさまざまな声が寄せられた。娘を想うあまりの父親の行動に「モンスターペアレンツ」「過保護すぎ」という意見がある一方、「父親の気持ちが分かる」「保育士が新人かは関係ない」などの声も。投稿者のたぷりくさん(@taprikoo)に話を聞いた。

女児のフードを男児が被せた、その行動は見た父親は…

 保育士として約10年のキャリアを持つたぷりくさん。現在は3人の子どもを育てるかたわら、自身の経験や読者から寄せられた保育園エピソードを描き、Instagramに投稿している。反響があった「父親vs新人保育士」は、読者の体験談だ。

 新人保育士の“佐藤先生”は「朝の受け入れ」を担当した翌日、保護者の父親が自身の対応について役所に苦情を入れたことを知らされた。父親は朝の受け入れ時、娘の着ていた洋服のフードを男児がさわり、頭に被せるのを見て「うちの子が馬鹿にされている」と感じたが、何も対応しない佐藤先生に腹が立ち役所へクレームを入れたという。
「保育園で起きたトラブル 新人保育士編」たぷりく(@taprikoo)

「保育園で起きたトラブル 新人保育士編」たぷりく(@taprikoo)

 娘さんには発達面で気になる部分があり、男児らの行動は「からかい」「いじめ」だったのではないか、と心配する父親。一方で、普段は乳児クラスを担当し、娘さんのいる幼児クラスの様子を知らなかった佐藤先生は、幼児クラスのいつものコミュニケーションの一種だと思っていた。父親からの苦情連絡後、すぐに両親と園長と面談の場が設けられたが…。

 SNSでは「このレベルで保育士さんに苦情だなんてただのクレマー」「役所に行く前に保育士に理由を聞くべき」のほか、「『これだけの事で』と思う意見も多いけど、元保育士としてもこのような場面では危ないから、まず被せた子に注意するかな」「お父さんが神経質と批判されているけれど私はそうは思わない」など多数のコメントが寄せられた。
保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)

保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)

――読者の方の体験談とのことですが、このエピソードについてたぷりくさんはどのように思われましたか。

【たぷりく】 私が勤めていた園でもこういったことあったな〜と思い出しました。いきなり苦情!という形でなく、園とやんわり気持ちを伝え合いながら話していけたら良かったのかもしれないですが、役所にまで電話するほどなので、保護者の方は相当頭にきたのかもしれないですね…。保護者と保育園側と、双方の気持ちを伝え合いながら、子どもの成長を見守っていきたいですね

――元保育士として、「保育士と保護者間のトラブル」が起きてしまう原因と、それを防ぐために必要なことはどのようなことだと思いますか。

【たぷりく】 保育士と保護者間の信頼関係、普段からのやりとりの多さが関係するかなと思います。怪我をした、怪我をさせた、などの話を突然されてもネガティブな受け止め方をしてしまう保護者もいるかと思いますが、普段から子どもをしっかり見てくれているんだなという安心感と信頼が持てるようにその日あったことや、子どもの小さな成長、それらを日頃から伝えていれば、何かトラブルがあった際にもお話がしやすいし、受け止め方も違うかと思います。そういった日頃から保護者間との信頼関係を築くことで、トラブルも回避しやすいのではないかと思います。

「保育士と信頼関係を深め、普段から心配や不安を溜め込まないことが大事」

――保育士時代に保護者との関係で心がけていたことを教えてください

【たぷりく】 保育士として心掛けていたことは保護者の方の頑張りを労うことです。実際母になってわかるのですが、子育ては本当に大変です。その上、家事も仕事もしています。どの家庭も大変な毎日であることに違いありません。それにも関わらず、お母さん業というのは誰にも見てもらえず、認めてもらえないことがほとんどだと思います。なので、「お母さんがんばってるね」という気持ちを忘れずに伝えています。私自身、保護者側として言ってもらえたら嬉しい言葉でした。

――たぷりくさんは3児を育てる母で、お子様を園に預ける保護者の立場でもありますが、保護者として保育士との関係で心がけていたことは。

【たぷりく】 子どものことで何か気になること、不安なことがあればその都度、担任の先生に聞くようにしていました。子どもの話を聞いて園での姿を知ることができると、思っていたほど心配しなくても大丈夫だと安心できたり、子どもが成長していることを知ることができます。

 家での子どもの姿や困り事を伝えたりしながら、保育士と話をしていく中で信頼関係を深め、普段から心配や不安を溜め込まないことが大事だと思います。家と保育園、協力しながら子どもの成長を見守り、成長の喜びを共有しあえたらいいですね。

【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編

  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)
  • 【漫画】保育園で起きたトラブル 新人保育士編/たぷりく(@taprikoo)

Photo Galleryをもっと見る

たぷりくさん INFORMATION
▼Instagram
@taprikoo
▼ブログ
https://taprikoo.nbblog.jp/

Facebook

関連リンク

あなたにおすすめの記事

おすすめコンテンツ


P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ