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【育児漫画】発達障がいのある息子は“電車好き” 興味の偏りに母は「興味への選択肢を増やしてあげたい」

2023-01-04 eltha

 自閉スペクトラム症と軽度知的障害のある、4歳の息子さんを育てる“まる”さん。工作や育児絵日記などをSNSで発信しており、昨年11月には書籍化。電車が好きな息子さんは、次々と電車の名前が出てきて「よくそれ知ってるな」と感心するほどだという。息子さんが興味を持つよう、いろんなものをプレゼンしてみるというまるさんに、息子さんとの日々について聞いた。

電車漬けの毎日にさよなら? ママの好きなものプレゼンに効果あり

 自閉スペクトラム症の症状の一つに、「行動と興味の偏り」というものがある。まるさんも、投稿した漫画にもあるように「興味の偏りはすごく感じる」と話す。息子さんは、車や電車などの乗り物は好きなため、だいたいの名前は言えるが、動物や食材などはほとんど名前が出てこないという。
「絵本などで教えようとしても乗り物関係のものはよく見てくれるのですが、それ以外は興味ないと見ることもしないのでなかなか覚えないようです」

 漫画のなかでも、偏りが出ないよう動物園や水族館など「こんなものもあるよ」「ここへ行ってみようよ」と、まるさんのすきなものプレゼンをしている様子が描かれている。

 最近では、まるさんが「これ面白いからどうかな?」と見せたキャラクターものには徐々にハマってくれることが多くなってきたという。自分の趣味に洗脳してしまっている? と思いながらも「親子でたくさん楽しめるのが良いですよね」「したいことの選択肢をいっぱい増やしているまるさん素敵」など、読者からのコメントも寄せられている。
「ミニオンやディズニー、ポケモンやシルバニアでも楽しそうに遊んでいます」

悩むことも多いが、ゆっくりと確かに成長する息子の姿がうれしい

 シングルマザーとして息子さんを育てているまるさん。先日のクリスマスの様子も漫画にして投稿。「クリスマスにサンタさんからプレゼントがもらえる」ということはわかっていないものの、大好きな電車のおもちゃ(プラレール)に喜びの舞いを踊る姿が描かれていた。

 二人三脚で毎日を過ごす、まるさんと息子さん。成長を見ているなかで、うれしいことも多いという。
「最近どんどん息子のできることが増えてきていることですね。まだ会話ができるまではいかないのですが、ちゃんと言葉で欲求を示してきたり、前できなかったことができるようになっていたりと日々息子の成長が楽しみです」

 まるさんは、漫画やイラストを描いている時がリフレッシュになってっているという。「今までもちょこちょこ息子用に絵本を描いているのですが、また新しい絵本を作ることが今の目標ですね」と今後チャレンジしてみたいことを語ってくれた。

 昨年11月には著書『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』(KADOKAWA刊)を発売。同じ経験をしているママを含め、たくさんの人から共感のコメントが寄せられている。
「悩むことも多い発達障害育児ですが、私は漫画を描くたびにいろんな方の共感に救われてきました。こんなに悩んでいるのは私だけじゃない、そう感じて日々がんばれています。我が家のいろんな日常が詰まった本ですが、共感や参考になる部分もあるかと思います、ぜひまだ読んでいない方は見てみてください!」

【育児漫画】息子さんと2人暮らしのまるさんが描く育児日記

  • 『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』(KADOKAWA/1320円)
  • 『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』より
  • 『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』より

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まる

監修者 まる

療育通い中の自閉症スペクトラム、軽度知的障がいを持つ4歳息子さんを育てるシングルマザー。工作や育児絵日記などSNSで投稿。
@shishishishimr

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