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【育児漫画】発達障害の息子とシンママ二人三脚、楽しい今と将来への不安「体が大きくなって私も年老いてきたら…」

2023-01-11 eltha

 本業のフリーランスデザイナーの仕事をこなすかたわら、イラストや漫画を描くシングルマザーのまるさん。自閉症と軽度知的障害をもつ4歳の息子さんを育てながら、SNSで育児絵日記を発信している。「幼い息子が発達障害!? これからどうすれば…」と落ち込み不安になることもあったが、ゆっくりでも確かに成長する姿を見守っている。

ずっと描き続けた育児絵日記が書籍化「次のステップへの参考になれば」

 昨年11月には、SNSで発信していた漫画をまとめた著書『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』(KADOKAWA刊)を発売したまるさん。息子さんが生まれてからずっと育児漫画を描いており、それが書籍化されたことが「ただただうれしい」と喜びを語る。

 同書には、発達障害の息子さんと向き合ってきたまるさんの体験漫画のほかに、児童精神科医の岡田俊先生が監修したコラムも収録。まるさんも書籍化にあたり、大幅に加筆したという。出来るだけ発達障害育児の参考になることを入れたいと思い、「OT(作業療法士)」「ST(言語聴覚士)」の話や、現在進行中の個別療育を探す話なども描き加えた。
「私自身、初めての育児で分からないことだらけのなか手探りで進んできました。どうやって次のステップに進むべきなんだろうと悩むことが多かったので、少しでも参考になればと思います」

シングルマザーとしての子育て、毎日楽しいけど将来が不安…

 初めての療育や発達外来受診など、初めてづくしの育児に奮闘する毎日。発達障害を描く漫画は、ママ視点で描かれることが多いが、まるさんの描くエピソードは息子さんの成長がメインなのも読者に人気の点だ。

 漫画やSNSでは明るく過ごしている様子を見せるまるさんだが、今子育ての中での悩みは?
「やはり将来的なものです。今はかわいいかわいいで毎日楽しいですが、年齢が上がって体も大きくなって私も年老いてきて…を考えると、仕事面や息子はどうなっていくのだろう…と常に不安はあります」と1人で育てる不安も隣り合わせのようだ。

 息子さんとの日々のなかで、最近一番印象に残っていることを聞いてみると、「やはりどんどん出てくる言葉ですかね」と話す。まだほかの子と比べると、滑舌が悪かったり聞き取りづらかったり、言葉の種類も少ないなどあるというが、息子さんなりに覚えたことを見られることがうれしいという。
「最近ではお絵描きボードを出してきて『かいてー』『けしてー』と要求を言ってきたことに驚きました」

 小さくても確かな成長を重ねているまるさん親子。2人の今一番の楽しみは「旅行」。
「出かけるのが大好きなので、連休を見つけるとすぐにホテル探しをしてしまいます。連れ回されている息子の気持ちは正直わからないのですが、きっと楽しんでくれているだろうと勝手ながら思っています」

【育児漫画】息子さんと2人暮らしのまるさんが描く育児日記

  • 『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』(KADOKAWA/1320円)
  • 『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』より
  • 『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』より

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まる

監修者 まる

療育通い中の自閉症スペクトラム、軽度知的障がいを持つ4歳息子さんを育てるシングルマザー。工作や育児絵日記などSNSで投稿。
@shishishishimr

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