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働いていることが前提の保育園と「小1の壁」の違いに苦悩 親の余裕を作る“育児の時短テク”

2023-04-29 eltha

 「小1の壁」を乗り越えるために、15年務めていた会社を辞めたママ・たのさん。現在は在宅パートで広告制作の仕事をしている。「小1の壁」を乗り越えるには「(親の)時間的余裕と精神的余裕に尽きる」と話す彼女。大きなターニングポイントになった娘さんの小学校入学時に起きた問題と、余裕を作るための育児ライフハックについて聞いた。

繊細っ子の娘さん、保育園からあった行き渋りが小学校でも

 就学時のたのさんの雇用形態は、フルタイム・在宅なしの共働き。実家にも頼れない状態だった。娘さんは保育園の時から、毎朝登園渋りがあったという。小学校に入ってもそれが起きるのでは…と予想していたことが的中し、それは入学後のGW明けから始まった。

 フルタイム勤務の中で、毎朝ヒヤヒヤしていたというたのさん。当時について「どうしても行けない時は休ませることもありましたが、教室まで送って行ったり、時には『大事な仕事あるから今日は行って!』と怒って行かせたこともありました」と振り返る。

 結果的に、5月末から娘さんはメンタル不調になってしまい、たのさんは退職し、家で仕事をする方法を模索することになったという。このように、就学による生活スタイルの変化に勤務形態が対応できないことで起こる「小1の壁」だけではなく、お子さんの精神面のケアにより、働き方を考えなければならいケースもあるのだ。

乗り越えるカギは時間的&精神的“2つの余裕”

 「小1の壁」により、たのさんは15年務めた正社員を辞め、職業訓練でWEBデザインを学んだのち、現在は在宅パートで広告制作の仕事をしているという。

 子どもが小学生になったころで、一番変化したライフスタイルは?という質問に、「子どもにかける時間がさらに増えた」とたのさん。具体的には、保育園(弟さん)と学童のW送迎、宿題や持ち物チェックの時間増、旗当番や子ども会、PTAなどの負担、長期休みのお弁当作りなどだ。

 自身の働き方を変え、「小1の壁」を乗り越えたたのさん。この壁を乗り越えるために必要なことは「親の余裕」だと話す。この余裕は、“時間的”余裕と“精神的”余裕、両方を指す。
「働き方の見直しや、私が紹介しているような時短テクで、自分にご褒美時間を与えてあげて、親がドンと構えていられたら『小1の壁』も怖くないと思います」

 長く務めた会社を辞める決断をして、娘さんのサポートをしたたのさん。在宅ワークに転向したことで、精神的にも落ち着いたのか、登校渋りもなくなったそうだ。

 先輩ママとして「自分自身ずっとフルマラソンを走り続けてきた感覚だったのが、家と心を整えることができて大満足しています。ピンチはチャンスかも?」とエールを送る。今後も働くママに役立つ時短テクや、転職、在宅情報等もシェアしていくとのこと。
たの

Information たの

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