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「大学卒業後、親のすすめもあって人材派遣会社に登録し、ある会社の総合受付の仕事を1年ほどやりました。会社や仕事に縛られずに働けて、残業もないので終わったら時間を自由に使える。そういう点が、自分にとって“必要”なんだとわかりました。受付という仕事も自分に合っているな、と思っています」 その後、人材派遣会社をパソナに変えた。 「今、パソナで1日からの短期の仕事を案内していただいています。受付というと、まずオフィスの入口にいる総合受付を連想すると思いますが、それだけではないんですよね。会社説明会や株主総会、記者発表会などのイベント時の受付などもあり、いろいろな受付の仕事をさせてもらっています。自分の予定に合わせて、1日から仕事を選べるというのが魅力ですね」 派遣で働く最大のメリットは、『職種』『時給』『勤務地』『勤務時間』『勤務する曜日や日数』など、自分の希望条件に合わせて仕事を選べること。自分のライフスタイルに合った働き方ができる。 千絵さんは、いまや「受付」のプロといってもいい。さまざまな企業で、さまざまな“受付”の場面を経験した蓄積が、次の仕事場に生かされていく。それが1日限りの現場でも発揮される。まさに、即戦力。 「いろいろな現場があって面白い。自分の予定が空いていれば、どんどん仕事は引き受けたいし、パソナからも次々と仕事を案内していただいているので、本当に毎日が充実しています」 そんなインパクト大の千絵さん。 「エビちゃん、大好きですね。もちろん『can cam』は愛読しています(笑)。“エビちゃん”になりたいというより、いくつになってもカワイイ女性でいたいと思う」 女性のかわいらしさを象徴する色、ピンク。例外なく千絵さんも、幼少のころからピンクに“反応”する子供だった。 「洋服や小物もピンク系ばかりでしたね。上品に見えて、ほどよい甘さのピンクに弱い(笑)。ベーシックカラーの仕事服にも、ピンクでアクセントをつけたり、レースやフリル、リボンなどのディテールにかわいらしさがプラスされたものを選んでいます」 ネイルケアにも余念がない。基本的に自宅でのセルフケア派。「ネイリストになってもいいかなぁと思う」と、プロ並みの腕前を自負する。もちろん、新色を試したり、リフレッシュのためにネイルサロンに行くのも好きだ。「そういう時間を大切にしたい。オシャレに気を配らなくなったら、実際の年齢以上におばちゃんになってしまいそうでしょ」。 今、ハマッているのは、キラキラ。携帯、iPod、ニンテンドーDS…。カバンの中の小物がみな、キラキラ光っている。「材料を買ってきて、自分でデコレーションするのが趣味。仕事のお昼休みにも、ご飯食べた後にせっせとやってしまうくらい、今、夢中です」 「これまで、好きなことを好きなようにやってきただけ」と話す千絵さん。自然に従って、自分のやりたいことをその時、その時、見つけて実行してきたということなのだろう。 彼女の言動から感じるのは、時間の使い方がポジティブだということ。 「自分磨きに使う時間も、友達と過ごす時間も大切にしたい。だから、自分の希望条件に合わせて仕事を選べる『派遣』という働き方が定着した世の中で、よかったと思う。これから先、結婚したり、子供が生まれたりしたら、どうなるかわからないけど、今のところは自分らしく生きている感じがしますね」と屈託のない笑顔を見せた。 |
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