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『そろってファイト!ウルトラマンレオ体操』

10月25日(土)より、新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、梅田ブルク7他にて全国ロードショー
監督・製作:ジェイムズ・D・スターン&アダム・デル・デオ
製作総指揮:ジョン・ブレリオ(ミュージカル「コーラスライン」プロデューサー
2008年アメリカ/松竹・ショウゲート
http://www.broadway-movie.jp/

(C)Vienna Waits Productions LLC.

高良結香さん/女優&シンガーソングライター
ブロードウェイの大舞台で活躍する日本人「ここで頑張れれば、どこでも頑張れる」

 10月25日公開の映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』は、2006年にリバイバル上演されたミュージカル『コーラスライン』のオーディションを追ったドキュメンタリーだ。
 『コーラスライン』はご存知の通り、1975年にブロードウェイで初演、15年のロングランを続けたミュージカル。役名がつかない脇役、コーラスダンサーのオーディションに参加するダンサーたちの青春群像を描いた不朽の名作だ。
 16年ぶりとなる再演版『コーラスライン』のオーディションには、さまざまな国や地域から約3000人がエントリーした。最終選考まで8ヶ月、選ばれるのはわずか19人!その中の一人、コニー役を勝ち取った日本人女性がいる。沖縄県出身の高良結香(たから・ゆか)さん。身長約150センチの小さな体を大きく使って、国もジャンルも飛び越えていく。
 今回の取材で高良さんは、ニコニコと笑顔を絶やさず、弾むように話してくれた。

――オーディションの現場にカメラが入るのは、ブロードウェイの長い歴史の中で、初めてのことだった。“あの時”撮影していた映像が、ひとつのドキュメンタリー映画となったのを観て、どのような感想をお持ちですか?

高 良 オーディションをしていたのは約3年前で、ブロードウェイでの公演もすでに終わっていたものなので、遠い昔話のような、まるで自分の孫でも見るような?不思議な感覚がありましたね。ただ、自分の緊張した目を見ると、昨日のことのように思い出されました。

――ブロードウェイで成功できた秘訣は何だと思いますか?

高 良 しし座でがーじゅー(負けず嫌い)。プロフィールだけをみたら、すごいなぁ、ラッキーな人だなぁって思うかもしれないですけど、その何倍もオーディションを受けて、落ちているんですよ。1つ1つのオーディションなんて、瞬きみたいなもので。いつ、チャンスが巡ってきても、自分の力を発揮できるようになっていないと、舞台に上がれない。

この映画で、再演版『コーラスライン』のオーディションのプロセス、舞台裏を見たら、なんて厳しい世界なんだと、思うかもしれない。でも、これが普通。晴れ舞台のキラキラした部分だけを夢見ていたら、ブロードウェイではやっていけない。その分、パフォーマー・エンターテイナーという自分の仕事を愛していないと続けられないと思うんですね。明日どうなるかはわからないけれど(笑)、自分はパフォーマーとして頑張って行きたいし、やっぱり、この仕事を愛しているから、やっていけているんだと思う。

今日できることは今日やる。それができれば、ハッピーになれるんじゃないかな

――ブロードウェイという世界最高峰のエンターテインメントの世界に挑戦しようと思ったきっかけは?

高 良 5才の時に、友達のバレエの発表会を見に行って、「これがやりたい」と思ったのがきっかけ。その時は、それが仕事につながるとは考えていなかったけど、歌手になりたいという夢はありましたね。ただ、歌が好きで、踊るのが好きで。沖縄のアメリカンスクールに通っていたので、渡米して、エンターテイメントのベストを観るためにニューヨークへ行こうと思ったのは、自然な流れだったんです。何もないところから、いろいろな道を見つけていったって感じですね。

――日本ではシンガーソングライターとして今年5月に最新アルバム『free to Fly』をリリース。ライブ活動もされていますよね。

高 良  マドンナとか、ジェニファー・ロペスとか、シンガー・アクター・ダンサーの三拍子揃っていて当たり前なんですよね。何かラベルをつけたほうがわかりやすいので、NYではブロードウェイ女優と呼ばれるし、沖縄にいる友人は、私のことをシンガーソングライターだと思っている。でも、表現するという意味では、全部一緒。ただ、その中でも音楽が一番やりたいことなのかなって、「9.11」を経験してその思いが強まりました。

――「9.11」の時、NYにいたんですか?

高 良 はい。それまでも自分なりに精一杯やってきたはずなんだけど、あの「9.11」が起きて、裸に氷水をぶっ掛けられたような感じで、すごく反省しました。こんな生き方でいいのかって、本当は自分がやりたいのは音楽じゃないのって?女優やダンサーの仕事は、メッセンジャーなんですよね。台本があって、ディレクターやプロデューサーがいて、その中で自分をどう表現するかが勝負。でも、音楽は、自分で作詞作曲して、プロデュースして、ライブして、自分の世界を作れる。自分の200%以上の表現ができる自由な場所。もちろん、演技も続けていくけど、音楽は死ぬまでやっていたいと思いますね。

――自分の道を信じて、愛して、やり続ける。高良さんのパワーの源は?

高 良 よく寝て、よく食べること!寝るのも食べるのも仕事だと思っています。それから、みんなからたくさんの愛情を受けて、自分も与えることかな。愛が足りないとやっていけないです。

それから、明日でいいなら明日すればいいさ〜って、考えてしまいがちなんですが、今日できることは今日やろうという気持ちが大事。実行できれば、自分を信じられるようになるし、ハッピーになれるんじゃないかな。

そういうことって、気付くタイミングがあると思うんですけど。私の場合は「9.11」でしたが、この映画で気付く人がいてくれたらいいなぁって思います。自分を信じて、夢を現実に変えていく鍵は自分が持っていることを再確認してほしい。自分の人生、自分で決めて、頑張らないと!そういうことですよね。

Takara Yuka

高良結香
Takara Yuka

沖縄県那覇市出身。3才から那覇のクリスチャン・スクールに通い、5才からバレエを習う。高校卒業後、渡米。バージニア州の大学でダンスを専攻するが、中退してニューヨークへ。ミュージカルのオーディションにチャレンジするようになる。2001年、ミュージカル「マンマ・ミーア!」でデビュー。「フラワー・ドラム・ソング」などで実績を重ね、2006年から再演版「コーラスライン」にコニー・ウォン役で出演。2007年には、人気ミュージカル「レント」に出演。「ザ・イエロー・ウッド」では、同年のニューヨーク・ミュージカル・シアター・フェスティバルで優秀演技賞を受賞した。日本では、沖縄発で音楽活動も積極的に行っており、2005年にシングル「今なら素直になれるよ」を発表。2006年には1stアルバム『Goin' Home』、2008年5月に2ndアルバム『free to fly』をリリースしている。

オフィシャルサイト:http://www.harvest-f.com/takara/


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