世代別に「なりたい美肌」を持つ海外女優を聞いてみると、20代の女性たちが選んだのは、映画『プラダを着た悪魔』などに出演する米女優　アン・ハサウェイ。その他上位にランクインしたのは、ハリウッドで活躍する女優が多かった。次に、スキンケアへの意識がもっとも高いと思われる30代の女性たちが選んだ“美肌女優”は、韓国のみならず日本でもCMやドラマで活躍する韓国女優　キム・テヒ。20代のランキングに比べ、2位にビビアン・スー、3位にチャン・ツィイーとアジア勢の女優たちが上位にランクインしているのがこの世代の特徴。さらに厳しい審美眼を持つ40代以上の女性たちは、アメリカ出身のオーストラリア女優 ニコール・キッドマンの肌にラブコールを送った。やはりこの世代でも、ハリウッド女優の肌への憧れが強いよう。

各世代が憧れる“美肌女優”がわかったところで、その理由を詳しく聞いてみることに。すると、「質感・キメが整っている」ことが評価のポイントだと回答した女性は約7割。思わず触りたくなるような柔らかな質感や、整ったキメが美肌の一番重要なポイントだと考えられていることがわかった。さらに、なんと91.5％もの女性が、肌は“触りごこち”が大切だと考えていることも判明。日々スキンケアに余念のない女性たちは、メイクでもごまかしのきかない、肌の実力の部分に重きを置いているよう。透明感や色の白さなど、いわゆる見た目の美しさに加えて、実は触ったときに想像される肌の柔らかさや、“触りごこち”そのものが美肌の重要なカギといえるのかもしれない。

上記にランクインした女優たちの中で、その“触りごこち”に関する評価が高かったのは30代のアジア女優勢。20代、40代と比較すると「もちもちして健康的な肌だから」（34歳/福岡県）、「つるっつるでキレイな肌だから」（30歳/神奈川県）のように、“触りごこち”の良さそうな肌の質感を表すコメントも多く見られた。

なかでも圧倒的支持を得た1位のキム・テヒに対しては、ズバリ「触ってみたいような肌」（37歳／長野県）というストレートな意見のほか、「白くてやわらかそう」（30歳／大阪府）、「ハリやツヤがありシワがない。色白で透き通って見える」（31歳／大阪府）、など、見た目の美しさはもちろん、思わず触りたくなるような質感に「私もあんな肌になりたい!!」という賞賛の声が集まった。女性たちが触りごこちを第一に考えていることを踏まえると、キム・テヒこそが現代の美肌の世界基準ともいえるかも。

また、「ドラマでのアップがきれい」（31歳／東京都）、「地デジでみてもすごく肌がきれい」（34歳／千葉県）などの意見も多く、高画質でごまかしのきかない地デジ導入によって、女性たちが一層厳しい目で女優たちの肌を見るようになった中、彼女の肌の美しさがさらに際立ったようだ。