「女性に年齢を聞くのは失礼」といわれるように、女ゴコロにとって“年齢”というのは大いに気になるポイント。年上に見られるよりは、実年齢以下に見られたいというのが大半の女性の思いでしょう。しかし、同い年の女性でも、いつまでも若々しい人とそうでない人がいるのも事実。たとえアラサーでも、おばさん、ではなく、お姉さんと呼ばれたい！　“見た目年齢”の違いは、どんなところに表れてくるのでしょうか？

　どれだけファッションやヘアスタイルに気を使っていても、「若い」というより、「痛い」印象になってしまう人がいるのも現実です。それって実は、お肌の印象が実年齢より老けていることが原因かもしれません。シミ、しわ、くすみ…お肌の印象が“見た目年齢”に与える影響は絶大。顔のフレームであるヘアスタイルや、デコレーションであるメイクに凝ることも意味がないとは言えませんが、どんなときでも若く見られる極上の美肌を目指すことが、見た目年齢を引き下げるポイントになってくるのです。

　“見た目年齢”とお肌の関係について明らかにするために、oriconMEでは20〜40代の女性にアンケート調査を実施。すると驚くべき結果が…。美容に対する関心度が高く、朝夜のスキンケアをしっかりする女性が美肌で“見た目年齢”が若い、というのならわかりますが、意外にも朝の洗顔方法についての回答に、見た目年齢の違いが表れていたのです。

　朝、洗顔料を使って洗顔をしている人のうち、「実年齢より若く見えると思う」と答えた人は92.2％。それに対し、朝、水だけで洗顔している人は89.0％となり、洗顔料洗顔をしている人よりも低いという結果になりました。この結果を見ると、朝の洗顔方法が見た目年齢に関係している可能性があるのかも…。ということは、洗顔方法を変えることによって、より若々しい印象を獲得できるのかもしれません。そこで美容のプロに、朝の洗顔方法と美容の関係についてお話を聞いてみました。

　Rサイエンスクリニック広尾・院長で医学博士の日比野佐和子先生によると「寝ている間にお肌は変化しています。新しい細胞が作られる一方で、変性皮脂（不飽和脂肪酸）いわゆる“悪い脂”も作られてしまうのです。さらに、変性皮脂を放っておくとシワやたるみに繋がりますし、その皮脂が紫外線を浴びるとさらにシミもできやすくなるほか、老化現象を促すなどさまざまな肌トラブルの原因になります」とのこと。肌にとって“変性皮脂”は大敵なんです。

　厄介な変性皮脂ですが、「皮脂類は水だけでは落ちないので、ちゃんと洗顔料を使って洗い落とさないといけません」と日比野先生。それでは、見た目年齢を若く保つための洗顔はどうすればよいのでしょうか？

　「洗い過ぎは乾燥肌や肌の老化に繋がりやすく、摩擦はその刺激によって色素沈着を起こしたりシミの原因にも。肌の老化予防のためにも正しい洗顔をすることが大切です。洗顔は、30〜32、3度くらいのぬるま湯で、こすらずに洗うのがポイント。洗浄力が強すぎると肌に与える影響も強いので、うるおいを守る効果があるものを選ぶなど洗顔料選びは重要です。理想の肌を目指すためには、肌への負担が少ないきめ細かいガーゼタイプのタオルで拭き取るのがオススメです」。

　また、未婚者のユーザーを対象に“恋愛パートナーの有無”についてアンケート調査を行ったところ、朝、洗顔料を使って洗顔している30代の3人に1人（33.3％）が、「恋愛パートナーがいる」と回答。それに対し、水のみで洗顔している30代女性でパートナーがいる人は、5人に1人（19.2％）に留まるという結果になりました。

　昔から「色白は七難隠す」ということわざがあるように、肌がきれいな女性は男性にとって美しい印象があり、魅力的に映るという傾向は否定できません。先生のお話にもありましたが、朝、酸化した皮脂など汚れをしっかり洗顔料で洗い落として“美肌”を手にすること、すなわち洗顔方法がモテ度に影響すると言い換えることができるのではないでしょうか。

　もちろん、見た目の印象だけで男性からモテる、という単純なものではありません。充実した毎日を送っていれば、そんな幸せな気持ちが表情にも現れ、イキイキとしてステキに見えるもの。ダラダラとした生活を送る女性よりも、朝からしっかり洗顔するなどきちんとした生活習慣で毎日を過ごしている女性のほうが男性から好印象なのは当たり前ですよね。

　モテ度と不思議な比例関係を持つ「洗顔料を使った朝洗顔」の習慣を取り入れることで、男性をハッとさせる美肌を手に入れましょう！

【調査概要】
調査名『ライフスタイルに関する調査』
調査期間：2014年4月16日（水）〜4月21日（月）
調査地域：全国
調査対象：20〜40代女性 400サンプル
調査方法：オンライン調査
調査機関：オリコン・モニターリサーチ（調査企画：株式会社oricon ME）