大人女性の悩み「エイジングヘアケア※」問題
ボリュームダウンした髪を美しく&ふっくらさせるには?
大人髪の悩みイロイロ 近年注目されている「ボリュームダウン」問題
若い頃と何かが違う!?
大人女性のお悩み「エイジングヘア」って?
長年行っているカラーリングやパーマ、ドライヤー、コテなどのダメージや、紫外線や乾燥などによるダメージで、髪が傷んでいる人も多いでしょう。大人女性はこのほか“髪の老化現象”という問題が加わってきます。白髪のほか、「頭頂部が薄くなった気がする」「髪が細くなった気がする」といった悩みを抱える人も多数。また、「髪がうねるようになった」「根元がぺちゃんこになる」というお悩みも多く聞かれます。若い時と同じヘアケア方法では、美しいヘアスタイルを保つのは難しくなってくるのかもしれません。
昨今では50代以上の女性をターゲットにしたエイジングヘアケア商品も多数登場しています。今は悩みがなくても、髪のエイジング現象は確実に起こるもの。ヘアケア、頭皮ケア、生活習慣、ホルモンバランス、ストレスなどにより30代前半から悩みを抱える人も…。「自分はまだ大丈夫」と思っている方も油断は禁物なのです。
あなたもすでに始まっている?
みんなが悩む髪のエイジングサイン
髪のボリュームが減少する理由はコレ!
年齢と共に髪も衰える?
一般的に、髪の毛を作る働きは、年齢と共に衰え、髪の1本1本が細くなると言われています。また、髪は大きく分けて「成長期」、「退行期」、「休止期」がありますが、こちらも年齢と共に「成長期」が短くなり、「休止期」が長くなることが。1本1本の髪が細くなるうえに相対的に本数が減少。徐々に地肌が目立ってきてボリュームダウンを実感する…ということも。
根元のハリ・コシが低下して「ぺちゃんこ髪」に
髪が細く痩せることは、エイジングヘアの悩みのひとつ。朝ふんわりとセットしたのに、昼過ぎにはセットが台無しになってボリュームダウンして見える…というお悩みを抱えている人も多いでしょう。これは、髪が細くなることでハリやコシが低下しているから。根元が立ち上がらずペッタリしてしまうことが原因なのです。
目指せ髪のボリュームアップ!
今すぐできる「エイジングヘアケア」の極意<ヘアケア編>
シャンプーしながら頭皮マッサージ
エイジングヘアに悩んでいる人は、まずは毎日のシャンプー時に頭皮の血流促進を心がけましょう。「洗髪の前に、シャワーのお湯を1〜2分頭皮に当てる方法は手軽でおすすめです」(吉澤さん)。シャンプー時にはたっぷりの泡を使って頭皮をマッサージ。手のひらを使い、フェイスラインに沿って外巻きに刺激を与えたあとは、指の腹を使って全体をマッサージしていきます。
洗い流さないトリートメントはつけすぎない
最近人気の洗い流さないトリートメント。髪悩みがあるとつけすぎてしまいがちですが、これが髪のベタつきの原因となり、かえってボリュームダウンして見えてしまうことが…。「製品にもよりますが、1回に使う量おおむね2〜3プッシュ程度。手のひらのほか、指と指と間に伸ばし、髪をすくように毛先〜髪の中ほどまでつけると良いです」(吉澤さん)。
目指せ髪のボリュームアップ!
今すぐできる「エイジングヘアケア」の極意<スタイリング編>
ぺちゃんこ髪にオススメ
髪の根元を立ち上げるようにセット
ドライヤーを使う時は、毛先ではなく髪の根元に風を当てていきます。その時、ボリュームダウンの悩みを抱えている人は、髪を立ち上げながら行うと、ふんわりとしたヘアスタイルに。また、分けたい方向とは逆向きにクセ付けをするのもポイント。乾いてから目的の分け目に整えると、自然な感じに仕上がります。
温風と冷風を交互に当ててクセ付け&ツヤ出し
ボリュームダウンのほか、「髪がうねる」「ツヤが出ない」という悩みを抱えている人にもオススメなのが、ドライヤーの温風と冷風を交互に当てる方法。髪の根元を立ち上げながら温風を当てたら、冷風に切り替えてクセづけをしていくとキープ力もアップ。最後に髪の表面に冷風を当てながら手ぐしで髪を伸ばすようにスタイリングして。
大人女性の髪悩みにはエイジングヘアを考えて作られた製品を使うのがイチバン。とはいえ、 “いかにも育毛”な製品はバスルームに置きにくいものです。また、入浴をリラックスタイムととらえている人にとっては、香りやパッケージデザインも重要になるし、続けていくためにはお手頃価格であることもポイントになります。
そんな複雑な大人女性の女心を考えながらeltha編集部が探したのが、ユニリーバの『ラックスビューティーリファイン』。あの「ラックス」ブランドで展開しているエイジングヘアケアラインです。お馴染みのブランドであるという安心感に加え、スキンケアでも使われている保湿成分のコエンザイムQ10やコラーゲン、スクワランなどの毛髪保護成分を贅沢に配合。ボリューム問題、うねり問題などにも対応。高級感のある香りが持続する点も大人女性の女心を満たしてくれます。
生活習慣もポイントに 髪の悩みを加速させるNG習慣
ボリュームダウンで「髪ぺちゃんこ」を食い止めるには?
栄養不足になると頭皮に栄養が行きわたらなくなることで髪が細くなりやすくなり、その結果ボリュームダウンが起こる事は前述のとおり。つまり、過度なダイエット等により栄養が不足すると、髪にも大きな影響が出てきます。
特に、髪は80%以上がたんぱく質で作られているため、栄養が偏ったり足りなかったりすると。美しい髪を保つためには亜鉛やビタミンAの摂取がおすすめ。また、エイジングヘアは女性ホルモンの不足によっても起こると言われているため、イソフラボンも積極的に摂り入れていきましょう。
10年後の美髪を作るために…
生えてきた髪はトリートメント等で補修することはできても、残念ながら髪の質自体はさほどかわりません。そのためにも、生えてくる髪のために頭皮環境を整えることが大切。そして、10年後の美しい髪のためにも、今生えてくる髪をベストな状態で送り出してあげることが大切なのです。
「22時〜深夜2時の睡眠は“肌のゴールデンタイム”と言われますが、髪や頭皮にとっても同じなんです」(吉澤さん)。化粧をしたまま眠ると肌が荒れることはもはや常識。夜は髪を洗わずに寝て、朝出かける前にシャンプーをするという人もいますが、頭皮や髪によくないことは明らかです。髪に悩みを抱えているならなおのこと、夜にしっかりケアをして、朝は寝癖直しのスタイリング程度にとどめておきましょう。
今回お話しをうかがった方
CLAPS金沢文庫店勤務。
ヘアケアマイスターの資格を持つ。
045-782-9496 第1・第3火曜日定休