『流行りモノ調査隊　第1回　アニヤ・ハインドマーチ』-ダイエット・エステ・美容のオリコンランキング

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　エコバッグを求めて長蛇の列！英国の人気バッグメーカー、アニヤ・ハインドマーチの買い物用袋（エコバッグ）が7月14日、東京・銀座の直営店で先行発売され、深夜から行列ができるなど客が殺到、警察が出動する騒ぎが起きました。また7月18日にも全国12ヶ所の百貨店で個数限定発売されましたが、この時もわずか数時間で売り切れました。

幻の！？アニヤ・ハインドマーチのエコバッグ

アニヤ・ハインドマーチは、1993年にロンドンにオープンした高級バッグのブランドで、セレブ御用達として知られています。話題のエコバッグは、『I ‘m not a plastic bag（私はレジ袋ではありません）』とデザインされたコットン製で、レジ袋の消費を抑える目的で『We Are What We Do 』という非営利団体とのコラボレーションでした。

　スーパーモデルのケイト・モスやハリウッド女優のキーラ・ナイトレイがいち早く持ったことで話題が沸騰。

　4月25日にロンドンなどで売り出されると、朝8時の販売開始直後に即完売。1時間で2万個売れたというニュースが世界を駆け巡りました。その後、国によってロゴの色が変わるなどして“希少価値”が高まり、パリ、NY、香港、そして日本と発売する先々で大騒ぎに。日本では税込み2100円で販売されましたが、この手ごろな値段も購買意欲を刺激しました。

　アニヤ・ハインドマーチのエコバッグをめぐる一連の騒動は社会現象となる一方で、エコバッグの「エコ」の意義、「エコ」のファッション化を懸念する声も上がっています。

上：MARC JACOBS　ロゴコットントート（NAVY）15,750円／トコ・パシフィック
下：MARC BY MARC JACOBS　コットントート（ピエロ）6,300円／トコ・パシフィック

　世界的に地球環境への問題意識が高まる中、レジ袋の利用を控え、買い物袋を持参しようという呼びかけとともに人気が広がっている『エコバッグ』。

　1995年に東京都推進の「マイバッグキャンペーン」に賛同した高級スーパー『紀ノ国屋』が、紙のショッピングバッグと同じ大きさのバッグを作り、スタンプとの交換のみで提供したのが大きな話題となって、翌96年より販売するようになりました。以来、スーパーや百貨店にはオリジナルの買い物袋があって当たり前に。

　小さく畳める、軽量といった機能性だけでなく、「もっとファッショナブルなエコバッグが欲しい」というニーズが高まり、よりモードに進化しています。アパレルメーカーや各種ショップでも取り扱いが増えてきました（オシャレなエコバッグ特集はこちら）。

　また、海外高級ブランドの店トコ・パシフィック（東京都港区）によると、「MARC JACOBS（マーク・ジェイコブス）のコットン製トートバッグが、エコバッグとして便利に使えると人気です」と、エコバッグにも高級ブランド志向が・・・。

　老舗高級ブランドのエルメスからも折りたたむとCDサイズで持ち歩けるショッピングバッグ（約15万円）が7月に発売されましたが、予約だけでほぼ売り切れる人気ぶり。しかし、エルメスでは『エコバッグ』のくくりでの取材はNG。実際、シルク製なので、水滴などがつく可能性があるスーパーのレジ袋の代用品としては適切とは言えないかもしれません。

　では、『エコバッグ』とは何なのでしょうか。