調査によると、女子会への参加経験がある人はなんと100％！　イマドキ女性たちの間で、すっかり定着している様子が伺えます。そんな彼女たちに参加理由を聞くと、「愚痴を言ってスッキリ」「ストレス発散！」「とにかく食べておしゃべりしたい」などの回答が多数。みんな、切にデトックス作用を求めていることが分かります。気の置けない女友だちとの他愛もないおしゃべりは、多忙な日々から開放される息抜きの場所となっているようです。

　そんな女子会で盛り上がる一番の話題は、【自分の仕事】という意外に骨太な回答。働く女性たちのガス抜きとして女子会がいかに重要な機会となっているかを示しています。【恋愛】（2位）や【子育て】（5位）も人生観や生活に密着した重要な話題ですが、【芸能人】（3位）、【他人の噂話】（4位）が上位なのはさすが女子。いろんな話題を盛り込み、しゃべりつくしてスッキリするのが女子流の気分転換法なのです。

　最近では女子会プランなど、店舗でのお得なメニューも充実していますが、もっと気軽な「おうち女子会」を選ぶ女性も増えています。時間や周囲の目を気にすることなく、まったり過ごせることがその魅力ですが、「お店より安上がり」（広島／30代）、「いろんな料理が持ち寄れる」（大阪／30代）ことをメリットに感じている人も多数。おうち派の約半数が持ち寄りパーティーを楽しんでいます。みんなで役割分担することで、幹事さんの負担も減らすことができるようです。

　そんな女性たちが憧れるおうち女子会は、いつもよりオシャレでプチ贅沢感が味わえること。「少し高級なワインやお菓子を食べたい」（新潟／20代）、「隠れ家にいるかのような会にお呼ばれしたい」（埼玉／30代）などの声が多く、優雅でリラックスできる空間に魅力を感じているみたい。理想のフィンガーフードは、いろんな物と相性が良い【チーズ】が人気No.1。ドリンクは【ジュース】や【コーヒー】などノンアルで楽しむ傾向が目立ち、ケーキやチョコなどのスイーツと味わうお茶会が行われている様子も伺えます。

フードコーディネーター、野菜ソムリエ、食育指導士 保育士の資格を持ち、企業へのレシピ考案や出版、雑誌掲載、テレビ出演など、多方面で活躍中。趣味はホームパーティー、ジャズダンスなど。

　ではどうすれば、お手軽にプチ贅沢なおうち女子会にできるのでしょうか？　料理研究家でホームパーティーの達人でもある中西しほりさんに伺ったところ、「テイクアウトしたものでも、盛り付け次第で楽しい演出ができます」とのこと。「例えば、マリネやポテトサラダなど、ちょっとしたものでも背の高いガラスの容器に入れるとオシャレに見えるんです」。なるほど、立体的に盛り付けると面積をとらずにテーブルも広く使えますね。「可愛いピックや花火を付けてお出しすると盛り上がります。餃子の皮や野菜など、型でくり抜いたものをトッピングしても喜ばれますね」。アイデアをプラスオンするだけで、こんなにも楽しいパーティーを演出できるんですね！

　ひとり暮らしの女性だと、ゲストを招くには広さがネックと考えている人も多いはず。それも中西さんによれば、「狭いお部屋でも、テーブルウエアを白1色にそろえ、透明なガラス製のアイテムをチョイスすると広く見えます。鏡を置くのも効果的です」。演出にもこだわりがあり、リビングでおしゃべりを楽しんだ後は、ベランダに移動して二次会スタート。「音楽を変えて、キャンドルを照らせば違う雰囲気でパーティーを楽しめます」。部屋の狭さを問題にしない空間の演出で、ワンルームでも気負いせずに自分らしいおもてなしができそうですね。