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和食とアンチエイジング〜後編・和の食材〜

2015/02/24

和食

自然を尊ぶ和食の心

ユネスコ無形文化遺産に登録された和食。前編でも触れたとおり「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」、「栄養バランスに優れた健康的な食生活」、「自然の美しさや季節の移ろいの表現」、「正月などの年中行事との密接なかかわり」、といった自然を尊ぶ日本の食文化が世界的に認められています。普段の食生活に和の食材をとり入れて、身近に感じ、そして気軽に楽しんでみましょう。

アンチエイジングと和の食材

和食でよく使われる食材についてご紹介いたします。

・旬の野菜
四季のある日本は、旬の食材をとり入れることで季節感を出し、四季を楽しんでいます。中でも野菜は季節の移ろいを楽しむ和食に欠かせない食材です。

季節を楽しむことが出来る旬の野菜は、見た目にも楽しいものですが、栄養価も優れています。ビタミンやミネラルは、旬と旬でないときを比べると2倍以上も豊富に栄養素が含まれているものもあります。また、旬の野菜には、その季節に体が欲している成分を持っています。
「春は芽のもの、夏は葉のもの、秋は実のもの、冬は根のもの」という言葉があるように植物がもつ生命のエネルギーが最も高まる旬を楽しむことで、健康的な美しさに近付くことができます。季節感を問わない食材には、器やあしらいに季節をとり入れてみましょう。季節を楽しむ心の豊かにも近づきます。

・魚
仏教の影響などで、肉類が禁止されていた時代もかつてありました。そのときの主な食材は、農作物と海産物です。現代の私たちは、コレステロールを増やす動物性脂質を摂りすぎる傾向にあります。そのため、コレステロールを低下させ、血液をサラサラにする働きのある魚の油はアンチエイジング食材の代表格です。その他、脳のアンチエイジング効果やアレルギー予防にも効果的です。また、青魚には美容に欠かせないビタミンB2も豊富なためツヤツヤなお肌も期待できますよ。

・大豆製品
大豆イソフラボンが女性ホルモンと似た働きをしてくれるため、お肌や骨のアンチエイジングに効果的です。オリゴ糖も豊富なため腸内環境も整います。また、リノール酸やサポニン、レシチンがコレステロールなどの血中脂質を低下させてくれます。1日1回、大豆製品をとり入れるように心がけましょう。

・煎茶(緑茶)
煎茶には、抗酸化作用やコレステロール調整作用、殺菌作用…等、様々な作用が期待されているカテキンが含まれている他、ビタミンCやビタミンB2等のビタミンも含まれています。

素材を活かした調理方法

和食の文化といえば「出汁(だし)」が外せません。出汁を効かせることで、薄味でも美味しく頂くことが出来て、素材の味を楽しむことが出来ます。

また、かつおだしに疲労回復効果や、心を穏やかにさせる作用があるのではないかという研究をはじめ、出汁に関する研究が進められているようです。確かに、出汁の香りをかぐとホッとしますよね。

旬を楽しみ、彩りを楽しむ。自然を尊ぶ和食の食文化を大切にしましょう。

管理栄養士・日本抗加齢医学会認定指導士  篠原絵里佳

管理栄養士をはじめとして、日本抗加齢医学会認定指導士、ベジフルビューティーアドバイザー、野菜ソムリエ、睡眠改善インストラクターなど、「医×美×食」の分野で幅広く活躍。“体の中から健康に美しく”歳を重ねるための「食」を、様々な角度から発信することを得意とする。



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