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小栗旬、役者として「70点じゃつまらない」 失敗を恐れないメンタル確立

2012-07-06 10:00 eltha

 映画にドラマ、CMに舞台と俳優として第一線で活躍を続ける小栗旬。一昨年は監督デビューを果たすなど、常に能動的に自身の変化や役者としての挑戦を求めてきた。そんな小栗が、ORICON STYLEでポテンシャルの高さと仕事への取り組む姿勢について率直な気持ちを吐露。「70点を取りにいくほどつまらないことはない」と口にする、小栗の真意とは。

主演声優を務めた『グスコーブドリの伝記』の公開を控え、役者業について熱く語った小栗旬 (撮影:片山よしお)

主演声優を務めた『グスコーブドリの伝記』の公開を控え、役者業について熱く語った小栗旬 (撮影:片山よしお)

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 ドラマ『花より男子』(TBS系)などで“イケメン俳優”として女性ファンから支持された20代前半を経て、ここ数年は映画『キツツキと雨』や『宇宙兄弟』などで観客を引き込む実力派俳優として確固たる地位を築き上げた小栗。仕事への取り組み方を尋ねられると「ここ数年失敗しちゃいけないと思って仕事に臨むことが多かったけれど、『成功した人でも8割の失敗と2割の成功で成り立ってんだよな』って考えるようになりました」と、落ち着いた口調で心境の変化を語り始めた。

 「つねに100%のつもりでチャレンジしていますけど、結局、成功も失敗もない職業だと思うんです」と、“俳優業”を客観視し「失敗しないようにって変に70点を取りに行くことほど、つまらないことはないんですよ。そう考えるうちに最近は、仕事に対する不安や恐怖がなくなってきました」と、少し和らいだ表情を見せる。

 映画『シュアリー・サムデイ』での監督デビューに話が及ぶと、一部では作品への手厳しい意見もあったと明かし「僕自身、公開当時は相当ヘコみましたが、あの映画、僕は大好きだし、自分が観たいものを観たし。あの(役者)5人があれほど生き生きしている姿を、その後見ていないなと思っているので、それだけでも撮るべきものを撮ったと思っています」と、小栗の口調は熱を帯びる。

 主演を張る俳優だからこそ、新たな挑戦には賛否両論がつきまとうのが世の常。以前は批判的な意見を気にしていたというが「次のステップにも繋がっているんです。何をしたって文句はいわれるけれども、今ではそのことを想像しながらモノを作っていくこともおもしろいかもと自然と思えるようになりましたね」と、タフな一面ものぞかせた。

 小栗は、あす7日から公開する映画『グスコーブドリの伝記』で、大飢饉によって家族を失うも、前を向いて歩きだす心優しい主人公・ブドリの声優を演じている。主人公の姿と自身を重ね、今後の仕事への意気込みについて「この映画のキャッチコピーを使わせてもらうなら、『ボクにも、できることがきっとある』という気持ち」。「モノを作るときは確実に言いたいこと、やりたいこと、伝えたいことが含まれているので、役を通じて伝えられたら」と、笑顔で締めくくった。

>>特集 小栗旬が明かす声優の面白さ!映画『グスコーブドリの伝記』


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