揃って低調… 冬の定番「こたつ」と「みかん」復権の可能性は

日本の古き良き“冬の光景”は、消えていってしまうのか?

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日本の古き良き“冬の光景”は、消えていってしまうのか?
 家族でこたつを囲み、団らんを楽しみながらテーブルに盛られたみかんに手を伸ばす――。“冬の家庭の光景”と聞いて、多くの人が思い浮かべるはずのシチュエーションだが、それはひと昔前の話。生活の洋式化や輸入の自由化など、時代の流れとともに、揃って生産量が低下しているという。古き良き日本の風景は、このまま消えていってしまうのか?

 これからが最盛期となる「みかん」だが、日本園芸農業協同組合連合会の松本務さんによると、1975年(昭和50年)頃に360万トンあった日本のみかん生産量は、ここ数年は約90万トンとなり、1/4にまで減少しているという。「若者の果物離れ、輸入の自由化で安いジュースが入ってくるようになったりと、いろいろな要因で消費が落ち込んでいます」(松本さん)。

 ここで注目したいのが、みかんとゴールデンコンビを組む「こたつ」の生産も低下している点。「(経済産業省の生産動態統計によると)1990年(平成2年)は、178万台ほど生産していたそうなんですが、2003年(平成15年)には約9割減の24万7000台に。実際に購入の割合がどれだけ減ったかは定かではないですが、これだけ洋式化が進んでいるので、かなり減っているのは間違いなさそうです」(松本さん)と推測する。

 『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』など、ホームドラマでもお馴染みの光景だが、そもそも、こたつとみかんは理にかなった関係。こたつで温かくなった体は、自分でも知らぬ間に水分不足に陥ってしまいがちだが、そんな時テーブルの上に盛られたみかんは、手軽な水分補給にピッタリ。みかんには、汗や排尿とともに流れていってしまうビタミンCも豊富で、まさに好相性といえる。

 この現状を打破するべく、日本みかん農協では、数年前からみかんと同様にフレッシュなタレントを起用した広報活動を実施。今年は、実写映画『魔女の宅急便』で話題を集めた、新鋭女優・小芝風花がみかんの魅力をPRする。そのほか、仕事や勉強の合間のリフレッシュとして「デスク de みかん」を推奨したり、その食品が体にどのように良いかを表すことができる、今後の機能性表示の解禁にも期待を寄せる。

 「最近はコンビニでも陳列するようになり、購入の機会は少し増えてきているのではないでしょうか」(松本さん)。こたつに関しても、昨今の日本文化への注目度の高まりなどから、外国での生産が増えていると言われる。“冬の代名詞”復権なるか、注目される。


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