アルコール1%で楽しめる“ほろ酔い気分”を味わってみた
2015-03-11 12:05 eltha
女性の社会進出や、男性の家事・育児への参加、共働きの増加など、忙しない日々を過ごす現代人。お酒が弱い人や苦手な人はもちろん、「次の日に残せない」、「家事が終わっていない」など、今までお酒は好きだけど、なかなか飲むきっかけが掴めなかった新たなニーズへ向け、気軽に程よく酔えて、かつ本格的な味わいを追求したのが同商品だ。
原酒にこだわって作ったというフレーバーは、レモンとグレープフルーツの2種類。ともに、ウイスキーやワイン、リキュールの開発で培ってきた同社の技術を活かし、さまざまな組み合わせを試すことで、低アルコールながら満足感のある飲みごたえを実現した。
レモンフレーバーはピールを浸漬したスピリッツを使用することで、フレッシュな香りと味わいを表現。口に入れると爽やかさの次に、しっかりとキレのある後味が追いかけてくる。グレープフルーツフレーバーは果汁を発酵させて、従来品のようなフレッシュ感ではなく、ワインのような奥深い味わいを実現。会見では、おちょこ2杯分ほど試飲したが、ほのかに香水が香っていくかのような、心地よい気分を味わうことができた。
中味開発を担当した河野美香さんによると、しっかり冷やして飲むのがオススメ。特にレモンは食事との相性も良く、「お肉料理や濃い味のものに合うと思います」。新商品開発の馬場彩さんは、「出荷数は当初計画の約2倍となる見込み。普段飲んでいるものからスイッチするのではなく、お酒がゼロだった時間に1%だからできる楽しみを提供できれば」と意気込んだ。
なお同日、キリンもアルコール1%の新商品『キリン バタフライ』を発売。ノンアルコール市場とともに、低アルコール飲料の需要は、今後さらに高まっていきそうだ。