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『伊右衛門』も実践! 四季に合わせて味わいを変える「緑茶の楽しみ方」

2015-05-12 10:00 eltha

 春夏秋冬いつでも身近にある日本の味・緑茶。夏は冷やしてゴクゴクと、冬は温かいままゆっくりなど、季節や飲用シーンに合わせてさまざまな飲み方をしている人は多いはず。なかには四季に合わせて茶葉の種類を変えているという人も…。ペットボトル緑茶の人気ブランド『伊右衛門』(サントリー飲料)も11日、商品リニューアルを行い、季節ごとに風味を変化させ展開していくと発表。季節に合わせた緑茶の風味について紹介してくれた。

四季によって味わいを変えた新『伊右衛門』 (C)oricon ME inc.

四季によって味わいを変えた新『伊右衛門』 (C)oricon ME inc.

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 「季節によって味が変わる、その調節をしているのは脳なんです。脳も日照や気温によって感じるものが異なるため、味覚も変わっていきます」と語るのは、脳科学者で医学博士の中野信子さん。気温に合わせて味覚が変化するのは日本人に限ったことではないものの、「四季によって鋭敏に感じられるというのは日本人独特のもの」(中野先生)だとか。また、サントリー食品事業本部商品開発部の小林真一さんも「同じ味の緑茶を夏と秋に分けて飲んだときに、違う味に感じたことから研究開発が始まった」と、四季に合わせて風味を変える『伊右衛門』リニューアルについて説明する。

 また、“香りの記憶”についても四季によって変わるとか。「人間の五感のうち、脳に直接アクセスできるのは香り(嗅覚)だけなんです。その信号の行き先は、記憶に密接に関わっている海馬にとても近いところ。香りと記憶は関係が深く、特に感情に伴った記憶と結びつきやすいんですよ」(中野さん)。春夏はゴクゴクと飲めるさっぱりとした味わいとリフレッシュできる爽やかな香り、ゆっくり味わう秋冬はしっかり濃い目の風味と、リラックスできる甘香ばしい香りが向いているとのこと。

 そんな季節と味覚の関係をペットボトルの緑茶で表現するのは大変そうだが、今回の『伊右衛門』リニューアルもブランド誕生時から共同開発を行っている京都の老舗茶舗『福寿園』の茶匠・谷口良三さんが監修。谷口さんは「春は爽やかでみずみずしく低温でじっくり抽出した新茶を、夏は水で淹れた抹茶のように後味がさっぱりするようにしました。秋は少し寝かせた茶葉で甘みとまろやかさを出して、冬は温めてふんわりと香るように炙った茶葉を使用しています」と、季節に応じて風味の工夫について説明している。

 季節に合わせて味や香りを変えるティータイムは、四季がある日本ならではの贅沢なひととき。ペットボトル入り緑茶でも春夏秋冬を楽しめるようになった今、緑茶のおいしさと風情をもっと楽しんでみて。



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