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玄米、黒米、雑穀米の次はコレ! キレイをサポートする「大麦」の実力を解説

2016-03-24 10:00 eltha

 ダイエットや健康、美容に良いと言われ、美容意識が高い人たちから注目されている玄米や黒米などの穀物類。次なる注目株は豊富な食物繊維を含む「大麦」だとか。その魅力について、『大塚製薬「大麦生活」メディアセミナー』に登場した東京慈恵会医科大学付属病院の濱裕宣さんが解説!

腸内環境を整えるほか、食後の血糖値上昇もゆるやかにするという「大麦」の魅力を解説! (C)oricon ME inc.

腸内環境を整えるほか、食後の血糖値上昇もゆるやかにするという「大麦」の魅力を解説! (C)oricon ME inc.

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◆水溶性食物繊維「β-グルカン」が美にひと役

 日本でも弥生時代から食べられていたと言われ、豊富に含まれているビタミンBにより、明治時代には脚気対策として海軍の食事にも取り入れられていた大麦。主食のひとつとして戦後間もない頃まで定番だったものの、やがて庶民の主食は白米やパンになり、大麦の消費量は昭和初期と比較すると大幅に減少していくことに…。それでも近年は、健康志向の高まりやスーパーフード人気もあって再び脚光を浴びているんだそう。

 大麦といえば食物繊維を豊富に含んでいる点が特徴。特に水溶性の「β-グルカン」がたっぷり含まれていて、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるんだとか。血糖値の上昇を抑えるメカニズムについて、濱さんは「β‐グルカンが胃の中で食べ物と混ざり合って強い粘性を持ち、ゆっくりと小腸に流れ込み、ゆっくりと吸収されるため」と説明。また、β-グルカンのメリットについて「次の食事の際に血糖値抑制効果が持続するセカンドミール効果もあります」とも。

 血糖値の急激な上昇は、体内の糖を脂肪に変えようとするインスリンが大量に放出され太りやすくなるほか、タンパク質が糖化し老化を促進させる「AGE(終末糖化産物)」が増産されることが知られている。大麦のβ-グルカンは、健康面はもちろんのことエイジングケアや美容にもマイナスをもたらすこの現象を抑制するのに、力を貸してくれるというわけ。

◆大麦が腸内フローラを改善

 そのほか、健康や美容を左右する腸内環境の改善にもひと役買っているβ-グルカン。便秘がちな女性の多くは“太りやすい体質”や“肌荒れ”“吹き出物”にも悩んでいるもの。それらはすべて便秘によって腸内の悪玉菌が増えることが原因と言われ、最近では腸内の善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスを整える「腸内フローラ改善」が話題。「大麦β-グルカンはビフィズス菌などの有益な腸内細菌の栄養となります。それら善玉菌の増殖や活性化をすることによって腸内フローラを改善します」(濱さん・以下同)。

 「ただし、短期間で改善するものではありません。継続摂取が重要です」と濱さんが語るように、毎日の食事でコツコツと取り入れることが大切。「大麦を手軽に摂るには、主食としての場合は精白米に大麦を3〜5割程度混ぜて、水は麦の倍の量をプラスしてください」。

 この日のセミナーではレトルト商品『大麦生活』を使ったアイデアレシピのほか、虎ノ門ヒルズ内にあるレストラン・above GRILL&BARとコラボレーションしたランチメニューも発表。シニア野菜ソムリエの西村有加さんがプロデュースした料理の数々は、大麦をサラダに加えたり、エイジングケアに良いとされる食材を組み合わせたりと、アイデアいっぱい。大麦を毎日の食事に活用したい人、大麦を食べたことがない人はぜひ参考にして。



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